2015年2月4日水曜日

セレニティー ノン・スキッドの掃除・目立て

デッキのノン・スキッドに汚れが目立って来た。帆走シーズン中は毎週デッキを水で流すがオフ・シーズンにはカリフォルニアが水不足で節水の意味もあり流していない。しかしデッキが汚れて見えるのはそれだけが理由ではない。

これは1月11日撮影のキャビントップ、シーフッド部分。









黒い輪状部分は10年前ノン・スキッドが剥げて取れていた部分にノン・スキッド・サンド(砂)混入の白いヨット・ペイントを塗布しておいた箇所。(というよりその中の白い部分がノン・スキッドの剥がれていたスポットで、凹んだ部分にシーラーを入れ、乾いたところでその上並びにその周りにサンド入りペイントを塗布しておいた。)





シーラー部からサンド入りペイントがどんどん剥がれている。周りの元々健康なノン・スキッド部分からはペイントが飛んで溝にサンドだけがこびりついて残った様な状態。周りにも飛び散ったサンドが方々にこびりついている。

見苦しいので1月31日ナイフの先でサンドを全て落とした。








実はこの後 (1) 平行した健康なノン・スキッド部分からノン・スキッドのモールドを作り、(2) モールドを使ってノン・スキッド・スキンを形成、(3) 画面の元々のノン・スキッドの剥げている部分を綺麗に長方形に切り取り、(4) そこに3M5200を使って新しいスキンを貼り付け、(5) 乾燥後新しいジェルコートを塗布、という予定だった。

(1) のモールド形成材としてジェルコート用ジェル(又はオーブンで焼くことのできる工作用粘土)、(2) モールドに流し込んで作るノン・スキッド・スキン形成材にもジェルコート用ジェル(又はポリエステル樹脂)、モールド・リリース(剥離材)にはPVAを考えていた。

しかし、試しに固まった白いシーラント部分にナイフでパターンを付けて指で触ってみると周りのノン・スキッド同様の停止効果があることが判った。今年はこのままで行ってみようと思う。

シーフッド・アフト部にも同様のスポットがあったが...









こちらはナイフの先でサンドを丁寧に落としてみると当該スポットが殆ど分からなくなった。






ここは元々何でもなかった所に10年前サンド入りペイントの滴を誤って落としてしまった跡なのかも知れない。

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この日は以上の他、汚れて見える艇のノン・スキッドの溝をナイフの先できれいにした。

これは艇に乗降する側(左舷側)のコックピット・シート。









溝の黒い部分は単に埃などの汚れが詰まっている場合もあるが、砂であったり、最悪の場合乾燥した細かい粒状物がクラスター(集合体)になってこびり付いている場合もある。このクラスターはどうもカビの一種の様だ。ゴミを栄養にして毎日の朝露で蔓延るのだろう。数年前にも一度ナイフでこれらを除去したことがある。

作業後。

これでもかなりの量の汚れやカビを除去した。







2~3週間後デッキの非ノン・スキッド部に本年度のニューグラスII塗布を行うので、塗布前のデッキ洗浄時にノン・スキッド部に漂白剤を付けてブラシで擦る予定。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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