ハルに葡萄のスクロールワークが見えないが、リストアした現オーナーによるとPSC(パシフィック・シークラフト)製434艇の前に造られたNor'Star (ノー'スター=ノース・スター)製フリッカ20艇中の1艇。
ハルID は確認出来ないという事で、ビンガム・デザインに拠り地方のプロのヤードが作った艇の可能性もある。
何時の撮影か不詳だが、船底塗料塗布前の1枚。
ギャーフ・リグ。ポートライトは全てブロンズ製同サイズ。
フォアワード・ハッチがキャビントップではなくフォアデッキにあるのがビンガム・デザイン(ノー’スター・フリッカを含む)の特徴。コックピット・コーミングは他のノー'スター・フリッカ同様キャビンサイド後端からストレートに伸びる。しかしプライマリー・ウィンチはコーミングとはセパレート。サイドデッキ上に独立したベースを仕込んで装着されている。キャビントップ上の造りもユニーク。シーフッドまで備えたノー'スター製を見るのはこれが初めてだ。
バウ・プルピット・レイルは後にPSCから購入したらしくPSC製と同一品。スターン・プルピット・レイルもそうかも知れない。
(写真はNor'Star製フリッカ20艇中、番数不明、Puggle です。)
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