フリッカ愛好者を読者対象にしたニューズレター『フリッカ・フレンズ』が約半年休刊となっていたが、また復活した。
今回の最新号のカバー・ストーリーはこの黄色(ゴールド)のハルの自作艇ゴールドフィンチ。
ハルはフェロセメント(鉄筋コンクリート)製。昔何処かのヤードのプロの手で造られたものと思われる。デッキ、キャビン、室内の造作は自作らしい。現在の係留地はシアトルの北方ベリングハム。
もう一つの強烈なストーリーは下の写真の初期PSC製フリッカ。
両舷共に通常一等アフトにある大型ポートライトが2つづつ付いており、小さなポートは無いそうだ。
ある中西部の不動産を購入した男が敷地内で落ち葉その他に埋もれる様に置きっ放しになっていたところを発見したのだそうで文字通り掘り出し物。周りに繁茂したしつこい藪や蔦などを取り払って葡萄の蔦のスクロールワークが見えた事でフリッカと確認出来たそうだ。載せられているトレイラーのライセンス・プレイトのスティッカーは1982年という。30年以上帆走していない計算になる。
この1月号には以上の他連載ものの自作艇レッド・ラスカルの造船時の様子などが掲載されている。
(写真上はフェロセメント・ハルの自作フリッカ Goldfinch、下はPSC製434艇中、番数・艇名共不詳のフリッカです。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ (最新号は2015年1月号。)