2014年11月8日土曜日
ニューヨーク州ノースポートのフリッカ Portサイド
喫水線が地面と水平になる様にきちんと置かれている。
喫水線に沿って指を置いてみると水に浮かんでいる時と同じトリムで、バウに向かうに従ってシアーラインがせり上がり、それに合わせた角度でバウスプリットが伸び、さらにプルピット・レイルもその動的な線にマッチして造られているのが良く分かる。
マストのレイク(後方への傾斜)も良く見て取れる。(マスト・レイクについては [こちら] を参照。)
PSC製フリッカで時折見かける白くペイントされたラダー・チーク(頬板)。これはファクトリー製頬板がダグラス・ファー(オレゴン・パイン)やホワイト・オークなどを使っているためだろう。同じ固い木材でも天然の油を豊富に含んでいるため腐り難いティークならペイント塗布は無用だ。
この艇のプロペラは3枚羽根。ジンクはシャフトの根元側に付けてある。
(写真はPSC製434艇中、番数・艇名いずれも不詳、1986年製フリッカです。)
⇒ フリッカ・データベース