[エリカ] のスライディング・ハッチにハード・タイプのソーラーパネル(Kyocera 50W) が装着された。
この艇は1982年製。旧型デッキモールドで造られており、スライディング・ハッチを収める前方のシーフッドは無い。
このためスライディング・ハッチを前に押して開けてもこの仕掛けがシーフッドにぶつかる心配は無い。
パネルはピンを抜いて外すことも可能。
パネル裏側の配線。
黒い箱はバッテリーのオーバー・チャージや夜間の逆流(バッテリーからのディスチャージ)を防止するレギュレイター(チャージ・コントローラー)だろうか。
ハッチ下側。
ケーブルはコイル式でハッチの移動に合わせて伸縮する。
個室ヘッド壁の内側。
ケーブルはここからコックピット・ロッカー内のバッテリーに向かっている模様。
青いパネルは [Bogart 2030A] 。バッテリーに残っているエネルギーをパーセント表示する。無論電圧表示も可能。
チャージャーによる充電状況、充電ログ、バッテリーの使用状況なども表示できる。
尚、この艇は旧式デッキ・モールドによる艇ながらSTB側に個室ヘッドがあるため配電盤はポート側にある。Bogart 2030A の上の白い物は1980年代末にプレジャー・ボート(セイル、パワー)にNAV革命をもたらしたマジェランのGPS。
(写真はPSC製434艇中235番目 Erica です。)
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