2014年10月17日金曜日

セレニティー シリコン・グリース 一缶購入

シリコン・コンパウンド(シリコン・グリース)はセイルボートでは良く使う。

潤滑剤としてメインスルの [スラッグに塗って] セイルの揚げ下げをスムーズにしたりエンジン冷却水パンプのインペラに塗ったり、防水性が高いため同じくエンジンの冷却水パンプやシリンダー・ブロック・ジンクの [シール(紙のパッキン)] に塗って水漏れを防止したり、また車両でも良く使われるが電線の接続部に塗って接続不良を防止したり。

しかし、テューブ入りの小さなものを買うと安くない。僅か1/3オンス(28.35g) で [10ドル以上] 。税金を入れると11.43ドル、1g あたり約40セント。

そこでアマゾンから1ポンド(454g)缶を購入。配達料・税金込みで30.39ドル、1g あたり 6.7セント。コストは約1/6。



この一缶で15年は持つと思う。











このダイヤモンド・マークはシリコン・グリースが極めて安定した物質であることを示している。





ちなみにダイヤモンド・マークはアメリカの [防火協会(NFPA = National Fire Protection Association) 設定のマーク] で真ん中上の数字は可燃性、左は人体への危険性、右は熱、ショック、空気や他の物質との反応による危険性を数字で示し、数字が大きい程危ない。

真ん中下のダイヤは特定の危険物(水に過激に反応する物質や酸、アルカリ、放射性物質等)であることを文字やマークで示す欄。

アメリカの工場や倉庫など危険物を貯蔵しているビルの壁には必ずこの表示が色付きで大きく張られ、消防士などが一目で中にどんな危険物があるか判断できる様になっている。

上記の様にイグニッション、スパーク・プラグ、バッテリー・ターミナル等電気接続部に塗布すると水や湿気による不良接続の防止に有効。


ただし、酸素供給ラインには使わぬ事との注意書きあり。

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尚、1GM10 (1GM) の冷却水パンプの下には [オイル・パイプ2本] が通っている。しかしパンプのウィープ・ホールから下に海水が飛散するためいずれのパイプもファクトリーによる塗装だけでは [塩による腐蝕が生じオイルが漏れる] ことがある。これを防止するため各パイプにシリコン・グリースを塗ることも有効だ。

セレニティーでもここ数年シリコン・グリースを塗布し、適宜塗り替えているが、次回からはグリースの代わりに塗り替えを必要としない [シリコン・テープ] (リンク先3枚目以降の写真)を巻こうかと考えている。シリコン・テープは比較的安価で丈夫、キュア(固化)すると一体化して強靭な厚い膜を形成してくれる。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の品物です。)
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