風は2ノットを超え出した。ドリフターの反応はするどい。
周りのセイルボートからの視線を感じる。対地艇速1.2~1.5ノット。
この後も約30分風微増が続き、針路90度から80~60度とセイルのリーチ(後辺)を見ながらセイルの許す限り風上にヘッドアップして行く。
3:00PM頃遠くに見えていた海面の僅かにザワついた海域に到達。風は西にシフト、5ノットを超えたと思う間もなく8~9ノットとなる。針路0度(真北)。艇速4~5ノット。
前方はマイラー生地のメインとジブで進むトライマラン。トライマランと同針ではセイルのリーチが定まらない。風も僅かに北方向に戻ったので10~15度落としてバタつきをなくす。
約8ノットの風でほぼ北進を続ける。この1.5オンス生地のドリフターは1~2ノットから12~13ノットまで、短時間なら20ノットの風でも走れる実に使い手のあるセイルだ。まだドリフターやAスピンの無い方々にはお奨めしたい。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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