今ポートランドで売りに出ているフリッカ。
バウ・ステム上端両側に航海灯用の窪みが作り込まれているので1980年代初頭(1983年中頃以前)の造船だろう。
(しかしバックステイは逆Y字型のスプリット・ステイではなく、後年の艇に見られる各弦1本計2本のデュアル・ステイ。)
バウとスターンいずれのプルピットも一段式。
ブームはトッピング・リフトで上に高く吊ってあるが、ドジャー設置のために特にグースネックを上に移動したということは無い様だ。
コーミング・トップにもオプションでティークが張られ、ポートライトは陸上競技場トラック型楕円形の開閉式ブロンズ製。しかしスライディング・ハッチを格納するシーフッドはオプト・アウトしたらしい。
トランサム下部、ラダーの横にコックピットからの排水管が繋がれている白い排水口が見える。その右上はエンジンの排気・排水口。一等右上はビルジの排水口と思われる。
(写真はPSC製434艇中、番数不詳、Fayaway です。)
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