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さてスペアのヤンマー純正ミキシング・エルボーを装着してしまったので、新しいスペアを注文しなくてはならない。と言うことで今回は以前から各所で話題になっていたステインレス・スティール製エルボーを [製作販売所] から取り寄せてみた。
これを開けると中から出てきたものは全く同じ袋に包んだもの。さらにもう一回同じことを繰り返すとやっと下の写真のエルボーが現われる。多少水に濡れた様な様子で出て来たが、それは結露だろうか。それともステインレスを硝酸などで化学的に不動態化した(パシベーション)後の水に浸けてのテストの名残りだろうか。微量だったので紙で拭き取った。
素材は316 SS、および 304L SS だそうだ。
溶接はタングステン(TIG)溶接。
冷却排水が外筒に入る部分(この画面では左下)の内筒に膨らみは見えない。
以前にも何回か書いたが純正品では水が外筒に入る場所辺りの内筒が少し内側に膨れている。内側から見た膨れ部分は [この画面] を参照 = 右下部分。また前出の [2GM20 のビデオ] (2:20~)では同箇所を外側から見た様子(窪んでいる様子)が見える。
外筒と内筒の間にインジェクトされた冷却排水を受ける余分のスペースが作り込まれていない、または筒と筒の間に吹き込まれた水が他部に早く行き渡る様にするための誘導路が作り込まれていないということだろうか。これが性能や耐久性にどう影響するのか今のところ不明。
こちら側にも内筒と内筒の繋ぎ目らしきものが見える。
言うまでもなく、純正品(鋳造品)の内筒にはこの様な繋ぎ目は見られない。
ステインレスなら腐蝕による孔が開き難いので長持ちするはず、かつ純正品と比べ安価(製造販売者によるとディーラーを通さないため)という理由で売れている様だが、比較的新しい製品なので実際の使用報告はまだどこにも見当たらない。長年(少なくとも数年)使った人たちの報告が待ち遠しい。
セレニティーでも換装時にはこのSS製エルボーを装着してみる予定だったが、今回タイミングの問題で純正品を装着した。新装着の純正品はまた10年近く持つだろうから、セレニティーでのSS製エルボー使用報告はまだまだ先の話になる。悪しからず。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の品物です。)
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