9月6日土曜日の予報は西風7ノット。前日まで14ノットの予報だったが当日になって半減した。そろそろSF湾の帆走シーズンの終わりが近づいている様だ。そこで7月末に届いていた弱風用の軽いヘッスル [ドリフター] を試すことにした。
マリーナでリグ・アップする。
常備のクラブ(ブーム)付きジブからハルヤードを外し、ドリフターのヘッドに装着。
フィアステイに掛けるラフのハンクは9本。尚、ドリフターの生地は大変薄い(1.5オンス/平方ft)のでラフにはワイヤーが入っている。
セイル底部先端のタック。
ペンダント・ラインの端に付いたシャックルに装着する。
下に見えるのはジブのヘッド部分。
ワイヤー・ロープ製ペンダント・ラインやシャックルが直接ジブのヘッドを擦らない様にセイル・タイをグルグル巻く。
見ての通りジブはヘッドからハルヤードを外しただけで、ハンク(ジブ用も9個)はフォアステイに付けたまま。クラブ(ブーム)に乗せて畳んである部分もそのまま。
セイル底部後端のクルーに各舷用のシートをボーリンで結びコックピットへ引いて準備完了。
ドリフターの試験ホイストには最適と言える3~4ノットの東風。
サイズはフリッカのスタンダード・ジェノアやドリフター、さらにセレニティー専用クラブ(ブーム)付きジブから割り出して発注した。
思ったよりうまくフィットしている。特にセイル前辺のラフはピッタリ。
先月も書いたが、このドリフターはラフ = 24'6"、リーチ = 24'0"、フット = 14'6"。重量約2kg。
フリッカのスタンダード・ジェノアは夫々27'0"、23'9"、14'3"、スタンダード・ドリフターは27'9"、25'0"、16'0"。
セレニティーには常備のブーム付きジブがあり、ドリフターはその畳んだジブの上に揚げるため、ラフは通常より短く、代わりにリーチとフットをラフに対し比較的長めにし、セイルのキャンバー(膨らみ)を大きくした。
リーチ(セイル後辺)を欲張らず、6"(15cm)短い23'6" にしておけば良かったかな、とも思えるが、まあ良しとする。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ