1GM10 のシリンダー・ブロックにある防蝕亜鉛の交換。
エンジン左舷側。
中央の赤い線、その上の突起物、左端のオルタネイター(交流発電器)に囲まれた三角の間に見えるのがジンクの装着板。
装着板両端には装着板をシリンダーに装着するためのネジ、装着板真ん中には装着板にジンクを取り付ける孔がある。この写真ではジンクのネジが裸で外に突き出しているのが見える。
無論そこには通常ナットが収まっているが、この写真ではナットの姿が見えない。調べたところナットが外れてエンジン下に落ちていた。2年間の振動で落ちたのだろう。落ちたのは初めてだが、これからナット閉め込み時には一層気を付けよう。
手を突っ込んで作業しなくてはならないため手前の赤と黒の2本の電線は作業前に抜いて外す。
ジンク装着板を外したところ。
右が外したジンク、左はこれから装着する新品。
50~55%電蝕された状態だろうか。
エンジン・ブロック・ジンクは2006年2月に新エンジンに換装後2010年まで毎年行っていたが、[ジンクの減りが30~40%にも満たない] ので以降隔年毎に実施することにした。今回が隔年実施に入って2回目。タイミング的にはちょうど良いようだ。
ちなみに今回2年間でのエンジン運転時間は75.5時間。前回 [2012年9月交換時] には2年間で約93時間だった。エンジンが止まっている間も電蝕は進行するので交換は運転時間ではなくやはりカレンダー時間を基準にするのが妥当の様だ。
例によって新品の紙のガスケット両面にシリコン・グリースを塗布して準備完了。
装着完了。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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