今年秋や来年春の風の弱い時期に備え、香港のリー・セイルズに注文しておいたドリフターが届いた。風の強いSF湾の帆走シーズンは通常5月~9月末で、その前後1ヶ月づつでもシーズンを延長できないだろうかと考えた結果注文したのがこのドリフター。
黄色いのがドリフター。右のセイル・バッグにある様にライト・ジェノア(軽いジェノア)と呼ぶ人もいる。
上の青いバッグはパッケージに使われたものでこれに入れて送られて来る。
ドリフターのスペックを書いてカリフォルニアのエイジェントに問い合わせたのが7月初旬、小切手をエイジェントに送ったのが7月9日、エイジェントが香港に注文したのは7月11日。
7月29日には筆者の自宅に完成品が配達された。
値段は全て込みでUS$388。見ての通り配達料が$60ドルで、セイルは正味US$328。生地色が黄、青などでなく、白の場合約$35安い。
当初0.75オンスのナイロン生地を尋ねたが1.5オンス・ポリエステルしかないとのことでそれで了承した。アメリカのセイル・メイカーで0.75オンスのナイロン生地で同等のドリフター、またはAスピンを造ればこの2~3倍の価格。
レース艇なら0.75オンスにこだわるところだが、クルージング艇のフリッカには使える風のレンジの大きい1.5オンス生地の方が合っているかも知れない。
この金額はこの春家に置いてあった不要の船具等をeBay、craigslist、スワップ・ミートで売った代金でカバー。
ちなみにこのドリフターのサイズはラフ = 24'6"、リーチ = 24'0"、フット = 14'6"。重量約2kgと大変軽い。
フリッカのスタンダード・ドリフターは夫々27'9"、25'0"、16'0"程、ジェノアと同サイズで造る場合夫々27'0"、23'9"、14'3"程。セレニティーにはブーム付きのジブがあり、ジブ用のグースネックを外したりブームやジブを外したりすることは出来ない(しない)ので、ラフは畳んだジブの上に揚げるべく通常より短く、代わりにリーチとフットをラフに対し比較的長めにしてセイルのキャンバー(膨らみ)を大きくした。
セイルは受領時の畳まれた形のまま家に置いてある。このハンク付きセイルが思った様にフォアステイにフィットするか、パフォーマンスはどうか等、全て9月以降にテストの予定。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の品物です。)
⇒ フリッカのスペック