常備のブーム付きジブが無ければ、セイルのラフをもっと長くし、フットがあと2フィート程下に来る様に作った事だろう。
こうやって見るとセイル全体がかなり上に位置していることが分かる。
セイルのCE(センター・オブ・エフォート)もそれだけ上にあることになる。しかし微風・弱風用のセイルなので艇のヒール角には左程影響はないだろうと思う。
逆にフットが高い分、帆走中の視野が広く、前方確認がしやすいという利点がある。
黄色いセイルはマリーナ内でも目立つのだろう。或るセイルボート・オーナーが早速色々な質問をしにやって来た。
風が強くならないという保障もないので出来るだけ早く出航してテストしたい。
質問者には当艇の特徴、セイル・サイズの決定、生地やセイル・メイカーの選択など、当ブログに書いた様な要点を話し、申し訳ないが早々にお帰り戴いて出航準備。
降ろしたドリフターはジブの上に畳んで乗せ、セイル・タイで留める。
近くで見るとこういう感じ。
今年雨季の来る前に微風・弱風の期間がどれ程あるか分からないが、毎週末ジブの上にドリフターを置いたこの状態でジブ・カバーを被せておくことも考えたい。
クルーの部分をうまく畳んで、2本のシートを整理すれば薄く軽い生地なのでうまく収まってくれそうだ。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ USヤフー!フリッカ・グループ