1984年製278番艇。コスタ・メサにあったPSCのファクトリーで295番艇セレニティーとほぼ同時期に造られたフリッカ。
しかしブルワークス・トップ(トウ・レイル)はティークではなくアルミ。メイン(スライディング・ハッチ)を収納するシー・フッドは無い。
ジブ・ファーラーとメインのレイジー・ジャックはハーケン。
独特のテントが目を引く。アーチ型のものとしてはインフレイタブルの [エアー・アーチ] などがあるが、これはエアーで膨らませるタイプではなさそうだ。どの様にして張りを保っているのか興味が湧くが今のところ詳細は不明。
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実はこの艇は以前 Someday という名前で2008年半ば頃までグレッグという男が持っていた。グレッグは世界一周をめざして艇の準備を進めていたが病没、現オーナーの手に渡ったもの。今またフリッカ・ホームページの売りリストに入っている。船籍はMC(ミシガン州)となっているが、オフ・シーズンにはトレイラーに乗せられオーナーの住むオハイオ州に保管されているらしい。
(写真はPSC製434艇中278番 Cricket です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)