セレニティーのボトム(船底)は2010年初頭に [上架] してケアー、その翌年6月には [ダイビング・サービス] にスクラッブしてもらった。しかしそれから3年以上も毎週末ドックからデッキ・ブラシの届くところを擦っているのみ。水の冷たいSF湾とは言え海の生物が付着して艇速が目に見えて(体で感じる位)落ちて来た。
8月9日土曜日11:00AMから約1時間前回と同じダイビング・サービスにボトムをソフト・スクラッブしてもらった。
右舷左舷右舷左舷の順で各舷2パスづつスクラッブ。
本来ならこの様に船底塗料で周りが赤くなる程擦るのはやり過ぎ。
この日はちょうど潮が入って来ているタイミングで海水が濁っておりボトムが良く見えなかったため少しやり過ぎた模様。
ところで向かいのお兄ちゃんが自艇のマストに登り始めた。
助っ人は居らず一人で登って行く。
これは腕の力で登る [西郷ドン方式] ではない。足用のストラップがあり、そのストラップに立つ様にして脚の力で登って行く。セイルライトで売っている [ATNマスト・クライマー] らしい。少し高価だが登りは格段に楽そうだ。
ダイヴァーは左舷側に移動して作業を続ける。
光の具合で見難いがやはり赤い塗料が周りに広がっている模様。
向かいのお兄ちゃんはメインスルの揚げ下げがスムーズに行かなくなったのか下から上までマスト・トラックを点検清掃している模様。シリコン・グリースも塗布しているかも知れない。
こちらは2パス目の終わった左舷側。
ただ今プロペラ・シャフトのジンクを新品に換装中。
向かいのマスト・トラック点検・整備作業も捗っている様子。
かなり上まで登って来た。
各舷2パスづつの船底スクラッブを終え、シャフト・ジンクの交換も完了したダイヴァーは最後に喫水線に付いた藻をスクラッブする。まず右舷側。
フォアからアフトまで綺麗になって行く。
マスト・ヘッドに到達したお兄ちゃん。
右舷側完了。
写真では分かり難いかも知れないが見た目にも随分すっきり、きれいになった。
左舷側喫水線周辺のスクラップに移行。
作業終了後の報告では殆どソフト・ブラシを使った所謂ソフト・スクラッブで作業が出来たとの事。ただし船底に2~3箇所、プロペラにも2箇所貝が付着していた。いずれも金具のスクレイパーではなくソフト・ブラシの木の柄で擦って落とすことが出来た由。船底塗料はまだ大丈夫ということだった。
上架しない年は年に一回はダイビング・サービスを頼もうかと思っている。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。マスト登りの艇はカタリナ36旧型。)
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