これはそのラダーを全面的に点検・修復するためジェルコートとファイバーグラス層を全て削除した状態。
このファイバーグラスを剥がした後に残ったマリーン合板の積層によるコア部分は含水も無く、健康だったそうだ。この上にエポキシで新しいファイバーグラスを張り、表面にジェルコートを塗布して仕上げた修復後のラダーが下の写真。
見て分かるが、ラダーそのもの、またラダー・チーク(頬板)の形状も、その後PSCが自前モールドで生産する様になったフリッカのものとは異なる。
自前モールドで生産する様になったフリッカでも上の写真と同じ工法でコアを造り、ファイバーグラスを積層してあるのかは不詳。
(写真はPSC製434艇中001番 Daphne です。)
⇒ フリッカのリグ