ここまで傷んでいたので型を取ってそっくりそのまま造り替えるというアイデアもあったそうだが、表面のノン・スキッドがモールドで成型されている事なども考慮の上、一等外(表面)のファイバーグラス層だけを残し、後は全て削り出して積層し直すという方法が取られた。
修繕・修復スタート。
裏側のファイバーグラスを切り取って合板の腐食具合を確認。
黒褐色部分が腐食部。腐食部はハッチ中央部を除きほぼ全域に渡っている。浸水は相当長期に及んでいた模様。
しかし合板下側の各層はボロボロでも上のファイバーグラスに付いた層はまだしっかりして居り除去するのは大変な様だ。
慎重にノミを使って剥がしたり...
スクレイパーを何回も走らせて少しづつ薄くして行く。
手間のかかる、根気の要る作業だ。
(写真はPSC製434艇中360番目 Totoro の品物です。)
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