メキシコ湾岸でも東海岸のようにまだこのような旧式ドックが残っているらしい。
1990年代後期のフリッカなのでバウ・プルピット・レイルが2段式、フォアデッキのクリートも平行2本というコンフィギュレーション。
(写真はPSC製434艇中、番数・艇名不詳、1991年製フリッカです。)
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メキシコ湾岸でも東海岸のようにまだこのような旧式ドックが残っているらしい。
テリオスは1980年製なのでYS8が使われた最後の年だ。
興しろいのは個室ヘッドのないオープン・レイアウトであるにも拘わらず、セッティーの背もたれクッションの幅の狭いこと。
フォアを望む。
クォーター・バースはなく、すぐギャリーになっている。コンロは通常の位置から移動させたようだ。
ホーローのシンクと青いカウンタートップは自作のようだ。カウンタートップ下のスペースには引き出しが設えてある。
シングルハンド仕様では通常キャビントップ・ウィンチの設置されている場所に見えるキャップは何のためだろう。
画面に見えているバウ・プルピット・レイルはテリオスのものではなく、隣のそのまた隣の艇のものが重なって見えているだけ。
プライマリー・ウィンチはセルフ・テイリング、Lewmarのブロンズ製シングル・スピード#16と見受けられる。
画面手前がテリオス。
1980年製なのでコックピットは旧型のデッキ・モールドで造られている。
バウ・プルピット・レイルの無いフリッカの姿も悪くない。
よく見るとプロペラにもシャフトにも船底塗料が塗ってある。
バウのステム・トップから電線が出ているのが見える。
明らかにりヴ・アボードの風情だが、気になるのは室内の暗さだ。
ファイバーグラス(表層はジェルコート、またはペイント仕上げ)やカウンタートップなどは油が付いてもクリーンアップ出来るが、ティークやビニール生地には染み込んでしまう。
コックピットのエンジン・アクセス・ハッチの型から1983年末以降の新型デッキ・モールドによる艇と分かる。
場所はバハ・カリフォルニア、またはカリフォルニア半島の東側の海、コルテズ海。
ヘッスルはハンク・オン式のようだ。
尚、カバーの上部とその上のバルクヘッドには暗闇でも手探りでキャッチ金具のアラインメントを正確に取れるように細木のマーカーを接着剤で貼り付けてある。
コンプレッション・ポストの柱の入るコーナーの壁をどのように縫い上げるか検討中。
これからは淡水湖でのセイリング。
奥、ブルー・スカイズ。
しかしブルー・スカイズは今回ミシガン湖に移ったら次は何処かと長年心配しなくても良さそうだ。
この艇がブルー・スカイズ。
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