船底塗料を塗り終わって下架する時の写真。外観は内観と違って明るい。ラダー・チークやティラーにはインテリアのティークと違い元々ニス類が塗ってあったか近年換装したかどちらかだろう。
よく見るとプロペラにもシャフトにも船底塗料が塗ってある。
プロペラやシャフトに Interlux 2000 のプライマーを塗り、その上にビニール系船底塗料(Jack Tar vinyl 等)を塗ってフジツボや海草が付くのを成功裏に防止しているという話しは聞く。この艇もそうしているのかも知れない。無論その場合でも防蝕亜鉛を装着する部分にはプライマーも船底塗料も塗ってはならない。
バウのステム・トップから電線が出ているのが見える。
ステム・トップにあった航海灯を何代目かのオーナーが自分でプルピット・レイルに移動したようだ。後期のPSC製艇では航海灯が最初からプルピット・レイルに設置されているため、ステム・トップに電線用の孔は開いていない。90年代の艇ではなく、やはり80年代半ば頃の艇のようだ。
(写真はPSC製434艇中、番数・艇名不詳、カリフォルニア州船籍番号 CF3772NG のフリッカです。)
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