ちょっと気になるのがインテリア。
明らかにりヴ・アボードの風情だが、気になるのは室内の暗さだ。
テキサスで係留中にハリケーンのために沈んで引き揚げられたフリッカの室内に良く似ている。
室内のティーク全般、さらに天井のビニールのライナーまでどす黒く変色している。
ファイバーグラス(表層はジェルコート、またはペイント仕上げ)やカウンタートップなどは油が付いてもクリーンアップ出来るが、ティークやビニール生地には染み込んでしまう。
沈んでサルヴェージされた艇でない限り室内がこれ程まで黒くなることはないだろう。
無論、見かけはともかく、機能的に完全にリストアされていれば別に問題はないのだが、沈没した歴史があるのなら売りに出す際その事実も開示すべきだろう。
(写真はPSC製434艇中、番数・艇名不詳、カリフォルニア州船籍番号 CF3772NG のフリッカです。)
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