昨年12月に書いた右舷フォア、ハルとデッキの接合部近辺の [外からの透過光] の件。
冬の雨のシーズンになり、横から吹き付ける雨が浸み込んだようで、ハル内側に張ってあるカーペットに染みが出来ていた。
早々と手当てをすべきだったが、ようやく2月10日、ティークレイル下のシーラントが古くなったため欠落し開いていた2mm四方の小さな孔を3M4200で塞ぎ、その周辺にも塗り伸ばしてみた。
この写真を [この写真] と比較され度(チョック下の黒い箇所が2mm四方の孔)。
それだけの処置で透過光も無くなった。
(白っぽく見える小さい円形の箇所はハルのヒレとデッキのヒレを重ねた接合部を通過して留めているスルー・ボルトの底。)
しかし、フィラーが部分的に欠落したからと言って、本来孔の開くべき場所ではない。ハルの最上部、デッキと結合させるためのヒレがハルから90度内側に曲がって伸びている部分、そのまさにヒレが曲がる箇所の何mmか下という微妙な箇所だ。こういうところは恐らくファイバーグラス1枚を樹脂で固めただけ。雑な作業で樹脂をグラスに充分浸透させなかったために生まれた孔だろう。
これで終わりではなく、やはりシーズンのスタートまでにカーペットに染みが黒く残ってしまった所位までカーペットを剥がし、ハル内側にファーバーグラスを積層したい。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ