2012年10月5日金曜日

セレニティー イクステリアのエピファン

今シーズン前(3月初旬)に塗ったイクステリアのエピファン。

塗布から約5ヶ月後の8月中旬からパラパラと剥け始めた。








ちょうど人間の日焼けした肌がしばらくすると剥けて来るような感じ。








これはフレイキングと呼ばれる現象だ。

紫外線のなせる業。







そもそもエピファンはイクステリア用としてはそれまで塗布されていたワニスなりの他の塗料を完全に落としたベア・ウッドをアルコールで清拭した後、1層目にシンナー対エピファン1:1、つまり50%に薄めたエピファン、2層目にシンナー25%のエピファン、3層目以降はシンナー7~0%のエピファンとだんだん濃くしたエピファン合計12~14層を塗布することを推奨している(最後の2層はシンナー0%エピファン100%)。















セレニティーのイクステリアは今年3月に塗布した時の[記述] を見れば分かるとおり、それまでのセトールを軽くサンディングしてアルコール清拭、その上に70~80%のエピファンを1~2層塗布しただけなのでこのフレイキングは無理も無い。


エピファンは明るく透明感が有って良いが、12~14層は大変な労力だ。毎週末1~2回塗布するとしても1.5~3ヶ月かかる計算。

少し黒っぽくなるが2層塗布で事足りるセトールを塗る人が多いのは理解できる。








イクステリアでも紫外線の直射が少ないところはこの様にまだ大丈夫なところもある。

無論、50%、75%、90%、100%のエピファンで4層塗りしたインテリアの方は全く問題はない(係留中はポートライト=窓に紫外線除けのため内側からカバーをかけている)。






さて、オフ・シーズンにどうしよう。インテリアと同じ4層塗りにして様子を見、良ければその後毎年2層を重ねるか。(ちなみに12~14層を塗ったものはその翌年から2層塗布。)それともイクステリアはいっその事セトールに戻すか... ゆっくり考えて見ることにする。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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