ハドソン川か、イースト・リヴァーか、汽水域に係留中。
ムーアリング・ボールに年中係留している艇は水道水でのウォッシ・ダウンが出来ないので必ずと言って良い程喫水線周辺が汚れていく。
船外機はホンダの9.9馬力ロング・シャフト。
この艇にはスターン・プルピット・レイルが無い。
ハルヤード・ウィンチはメイン用、ジブ用共にマストに付いているのでキャビントップはすっきり。
右はコンパス、左はデプス・ファインダー(水深計)。
3枚のドロップ・ボード(差し板)は杉板のように見えるが板目のティークだそうだ。目を引くのは各板の両側に付けられたボルト・ロック(閂)。
流出対策( [例 A ]、 [例 B ] ) だが、この様に外側(コックピット側)に付けてあるのは珍しい。
ボルト・ロックの基部の下にティークで作ったスペーサーを入れ、高さ(厚み)を調整してある。コンパニオンウェイ両側の板にボルトを差し込めるようにするためだ。
天候の影響を受ける外側より内側(キャビン側)に付いている方が操作性、安全性の面からも良いと思うが、外側に付けた理由は不明。
(写真はPSC製434艇中009番目 JoEllen です。)
⇒ フリッカ・ブローシュア(14頁版)