2011年10月22日土曜日

セルティック・タートル スターン周り

クルーズ仕様らしくセンターに自動操舵装置のウィンドヴェイン(係留中なのでトップにあるヴェイン=風板は外してある)。両舷には京セラのソーラー・パネル。

カバーを掛けてあるのはディンギー用船外機。






ディンギー用船外機の下には海中・海面からの昇降用ラダー(Ladder=梯子)が見える。しかし下方にウィンドヴェイン装着用のSSパイプがあるのでこの位置では伸ばせない。舷のブルワークに掛けて使用するものを単に保管のためにレイルに掛けてあるだけのようだ。ディンギー用船外機と梯子は共に下船時に使用するものなのでこれで良いのかも知れない。

ソーラー・パネルは常時太陽に直角に向いていることが重要なので適宜角度を変えられるのが理想。





しかしこのレイル・マウントはどうやら固定式のようだ。

ウィンドヴェインはアメリカでは一番良く見かける [モニター・ウィンドヴェイン] 。悪天候に強い事を強調しているメーカーだ。

使用しない時はラダー部は上げておく。










話しがズレるが、ヨーロッパでは [エアリエス] に人気があるという。他にもフレミング、ネプチューン、ノアヴェイン、ウィンドパイロットと色々あるが、エアリエスによるとこの4つはいずれも1960年代の古いエアリエスの [コピー] で、時化て風波の強い時にはコントロールできない状況に陥るという(⇒ Bad Weather Problem)。

中には自作する人達もいる( 例 A例 B )。

尚、アメリカから長期クルーズに出るセイルボートでウィンドヴェインだけで出る人はいてもオートパイロットだけで出る人は殆どいない。主機がウィンドヴェインでオートパイロットを補機として用意する人もいるが、ノイズを出さず静かで、何といってもバッテリーの電気消費量がゼロ、万が一修理が必要な時も交換用パーツを使って自分でその場で直せるウィンドヴェインの魅力は大きい。

(写真はいずれもPSC製434艇中413番目 Celtic Turtle、 旧名 Honu, Leprechaun, Turtle です。)
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