以前にも書いたが、錨泊の翌朝揚錨の際チェインやアンカーに付いたヘドロや泥はデッキや手を汚す。マリーナ帰着後のアンカーやチェイン、チェイン・ロッカーの洗浄にも時間がかかる。揚錨時にウォッシャーを使い始めて錨泊の後処理が随分楽になった。
ただ、右手でホースを持ち、左手でチェインを引くのはちょっときつい時もある。そこで次回からはチェインを両手で手繰れるように、小型のバー・クランプ2本を使い、ホースのノズルを固定してみようと思う。以下はマリーナでのテストの様子。
設定は簡単。噴射口を約30度下に向けた状態でノズルの六角ナットを黄色いクランプで挟み...
そのクランプのバーを下に置いたティークのスペーサーごと赤いクランプでプラットフォームに固定しただけ。
短時間で装着、アッと言う間に外せる。
プラットフォーム全体像。
ホースはチェインの通らない左舷側を走り、フォア・デッキに置いたポンプに繋がる。
稼働中のアクションをビデオで。
↓ 真横から見るとこういう感じ。ノズル傾斜角はもっと大きく45度位にした方が洗浄効率も高く、回り(特に上方向)への飛散も抑えられそう。
↓ 冒頭、短いが、引き揚げ中のチェインに当たっているアクション。
アンカーが海面上に出たらチェイン・ストッパーにチェインを止め、ノズルをクランプから外し、時間をかけ手持ちで上やフォアデッキの横から洗浄する。
尚、洗浄後のアンカーはバブル・アンカーなのでプラットフォームにはセットせず、横からフォア・デッキに揚げ、チェインから外してコックピットに持ち帰る。軽いので簡単。また [ホースやポンプ] を仕舞う前にバウやデッキも洗い流す。
キャビン前のフォア・デッキに置いたバッテリーとポンプ。
マリーナ到着後はバケツに入れた水道水を使って稼動させポンプ内、ホース内から海水を排除する。
(写真・ビデオはいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカの歴史