2009年9月6日日曜日

ドロップ・ボード(差し板)のストラップ

差し板の流出防止対策についてはこれまでもいくつかの写真をアップロードして来た。(このブログ・ページ左上のサーチ欄に 差し板 とタイプしてSEARCH BLOGをクリック。)今日の写真は、頑丈で使い勝手も良いという、ストラップを使った方法。

#358 『サン・スチ』 のオーナーがUSフリッカ・グループにアップロードしたもの。これを見た他のメンバーからの反応も良いようだ。

コンパニオンウェイの入り口下部に各舷2列、ストラップの端が固定してある。固定先は幅2インチの『フットループ』 と呼ばれる金具。


この艇の差し板は80年代の3枚式。ストラップは内側の列のセットが一番底部の差し板用。外側のセットは2、3枚目用。使わない時はこのように場所を取らないよう、ロールアップしてある。(内側のセットはデモ用に伸ばしてあるところ。)

1枚目を差して固定。ブリッジデッキのあるフリッカでも外洋を航海する時は通常このように1枚目は差したままで大波からキャビンを守る。


フットループとストラップ自身についた締め具に通したストラップをグイッと下へ引いて、差し板はビクともしなくなった。差し板に付けた 『フットループ』 は幅1インチ。

2、3枚目も差してストラップを金具に通したところ。

3枚目用のストラップは2枚目用のストラップに縫い付けてある。


2枚目用ストラップは黒ではなくカラー(無論、右舷緑、左舷赤)にして3枚目用と混同しないようにしてある。

ストラップを全部引き締めて3枚全てを固定したところ。

ハッチボードに付けたストラップはハッチボードを引くためのハンドル。


もう少し寄って左舷側を撮影。こうして固定しておけば、仮に艇が360度ロールしても差し板が落ちて流れることはないだろう。



(写真はいずれもPSC製434艇中358番目 Sans Souci です。)
USヤフー!フリッカ・グループ