手動ウィンドラスがバウスプリットの根元近くに付けてある。Simpson-Lawrence 社の Anchorman モデル。
ウィンドラスとしてだけでなく、係留時にドッキング・ラインを掛けるサムソン・ポストとしても利用できる。
台座も立派で、バウスプリットやプラットフォーム、レイルとの統一感もある。(ティークに塗ってあるのはセトールのハイ・グロス。)
しかしフリッカに手動ウィンドラスがあってどれほど有用なのか疑問を投げかけるアメリカのフリッカ・オーナーたちも少なくない。
(電動ウィンドラスを付けているフリッカのオーナーも、付けるなら電動に限ると言っている。ただし使用時はエンジンを稼動させておき、バッテリーがあがるのを防止しているそうだ。)
ウィンドラスに投資するよりも揚錨時にチェインが逆戻りするのを停めるシンプルな [チェイン・ストッパー] で事足りるという意見が多いので、歳を取ってもまずそれを装着するのが良いかも知れない。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製 Lelia Byrd です。)
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