フリッカの船内機は古い方から順にYS8、1GM、1GM10と続く1気筒ヤンマー機がスタンダードだが、リリア・バードは15馬力の2GM だという。(恐らく2GM20だろう。) 換装して21時間しか経っていないというからまだ馴らし運転の段階だ。
この写真は [自作ブリッジ・デッキ] 中の収納スペースを空にしてエンジン・アクセス用ハッチを開けたところ。
写真上がフォア、下がアフト。下に見えるのはコンパスの裏側。このエンジン・アクセス用コックピット・ハッチは2週間程前に見た [フェアウィンズのもの] にそっくりだが少し手を加えた形跡がある。フェアウィンズもPSC作成初代モールドによるフリッカだが、この艇と同じ1980年産かも知れない。当年の艇が全て(または殆ど)こういう小型ハッチだった可能性もある。
尚、プロペラは2枚羽根でクルージング艇速は6ノット、最速7ノットだそうだ。しかし、2気筒だと燃料消費が1気筒エンジンの倍くらいになるはず。燃料タンクは15ガロンのSS製というから、エンジン換装に合わせ、タンクも容量を手当てすべく換装したらしい。外付け燃料フィルターも Racor のツインにしたそうだ。
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ちなみに横浜YBM係留のフリッカ [オレンジ・ブロッサムII] も昨年2YMに換装済みとのこと、30ノットの向かい風で6ノット出るそうだ。プロペラは3枚羽根だろう。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製 Lelia Byrd です。)
⇒ フリッカのリグ