これも南アフリカのフリッカ。今は見ての通り、リストアを待っている。
南アフリカ製フリッカのリギングの特徴としてこのハル両舷のチェインプレイトのスペーシングがあげられる。
PSC製では3本がもう少し狭い間隔で等間隔に並んでいるが、南アフリカ製では間隔が広い。しかもこの艇の様に一等前だけ余計に離して装着してあるものも良く見かける。
デッキは完全に自作。
コックピット排水口はスターンにある。ポート側のコックピット・シートにも大きなロッカー。
真ん中の孔はアクセス・ハッチ用だろう。この艇は船外機仕様なのでこの下にエンジンはない。
排水口の位置は同じスターン排出型の初期PSC製より少し高い所にある。
デュアル・ステイまたはスプリット・ステイのバックステイ用チェインプレイトが斜めに装着されていた痕跡がある。斜めの方がステイとのアラインメントという点から理にかなっている。上で見たハル両舷のチェインプレイトのスペーシングについてその理由を同じリガーに訊いてみたい。
奥の黒いハルのボートもフリッカのようだ。
(写真はいずれも南アフリカ製、番数不明のフリッカ Puffin です。)
⇒ フリッカ・ホームページで今売りに出されているフリッカ一覧