ドアは籐編みで統一してある。
カウンタートップ、アイスボックスやレンジの蓋、ドアの枠などグリーンを基調にまとめた個性豊かなギャリー。
流しには清水と海水、それぞれの蛇口。清水タンクは造り付けの16ガロン・タンクが2つあるという遠洋航海型。スタンダードのポート側タンクの他に、STB側にも仕込んであるようだ。尚、レンジはプロパン・ガス。
左にあるのは陸電110Vの冷蔵庫。壁にあるグリーンの板が単なる飾りなのか、補助テーブルなのかは不明。
冷蔵庫の裏の奥に密閉されたプロパン・ボンベ収納庫があり、コックピットからアクセスする。
シンク下、レンジ下へのアクセスは上の開き戸と下の引き戸の二段。
中がどうなっているのか見たいものだが、開いた写真がない。
興しろいのはコンパニオンウェイ。
このように内側から見ると、初期フリッカ特有の深いコンパニオンウェイがそのまま残されているのが分かる。その後ろには後付けした白い板が見えるが、ブリッジ・デッキのある83年末以降の艇では、ちょうどその白い板の真ん中あたりがコンパニオンウェイの底辺となる。
また、もう気付かれた事と思うが、この艇のキャビン・ソール(床)にティークの張り込みはなく、白いファイバーグラスのイナー・レイヤーそのままの仕上げとなっている。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製 Lelia Byrd です。)
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