2011年5月12日木曜日

1QM10

フェアウインズは [外から見る] と分かり難いが、PSCのキット・ボート(オーナー・コンプリーション・ボート)だったのではないかと思う。

エンジンは通常位置よりフォアに設置されている。そのためにエンジン・ベッドも特製で、両舷のベッドの端は前後ともそれぞれハルにエポキシで接着したバルクヘッドにボルト留めになっている。

エンジン・ルーム・アクセス用のコックピット・ハッチは小さい。








両舷に見える白いパイプはコックピットからの排水管。スターンのスルーハルまで走っている。

コンパニオンウェイ下。見ての通り、エンジン本体の殆どがキャビン内に突き出ており、合板でカバーを作っている。



エンジンのメンテはやりやすいかも知れないが、冷却水取水用スルーハル・シーコックやビルジへのアクセスはどうなっているのか気になる。残念ながらそれが分かる写真はない。

1980年頃の造船だとして、元々1GM搭載ではなかったかと思われる。新エンジンは1QM10。





まだ稼動50時間だそうだ。1GM10とのちがいはどこだろう。

エンジン・ダッシボード周りの枠は自作。










その下、コックピット最後尾には自作と思われるラザレット(ロッカー)。

(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、PSC作成初代モールドによる Fairwinds です。)
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