7月5日は [この様な] 感じでスタッフィング・ボックス(パッキング・グランド=グラン・パッキン)のナット締めを行った。
作業完了。
前回はエンジン稼動時間36.5時間(13ヶ月)を経ての作業だったが、今回は29時間(9ヶ月)での作業。目安は1週間でビルジに溜まる水の量で、それが2~3クォーツ(2~3ℓ)になったら実施するようにしている。今回ビルジから雑巾で吸出した水の量は3.5クォーツ。
しかし、今回と前回、ロッキング・ナットがもうこれ以上緩められない状態になっている。(ネジは残っているのだが、そのネジの上をそれ以上スターン側へ動いてくれない。)そこでパッキンの入っているナットの方を一旦緩めて水の浸入量を増やしてまた固く締め直す、という事をやっているのだが、今度のオフ・シーズンの上架時にはパッキン(もしくはスタッフィング・ボックス全体)の入れ替えを予定している。
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スタッフィング・ボックスのナット締めをするためにコックピット・ソール(床)のハッチを開けたので、ハッチを閉める際にボルトの通る四隅の孔を点検。
各孔は一等上の薄いファイバーグラス層に小さい孔、その下のマリン合板部はより径の大きい穴になっている。
その大きい穴部分の壁(厚み)は合板の断面なので防水処理が必要。
エポキシ塗布で完全防水するのが理想だが、セレニティーではシーラントを塗布してある。
今回各穴ともシーラントが剥がれ、合板が剥き出しになっていた部分があったので新しいシーラントを塗布した。今度のオフ・シーズンには一度シーラントを剥がし、[ウッド・ハードナーとフィラーを使った方法] で処理する予定。
木部から水が浸入すると以前見た [360番艇(トトロ)のハッチ] の様なダメージを受けてしまうので要注意。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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