1週間前の週末、フォアデッキにあるブロンズ製デッキ・パイプ(チェインやライン等、アンカー・ロードが出入りするための孔)の蓋に付いているやはりブロンズ製のチェインが切れた。
チェインの一等先のリンク(輪)がこの写真一等上に見えるパイプ装着用ネジに挟んで留めてあった。
その一等先のリンクがネジに残ったまま、ちょっとした衝撃で切れてしまったのだ。もっと正確に言うと一等先のリンクのネジに噛まされていた部分はネジに残り、噛んでいなかった部分はチェインに残る形で、一等先のリンクが切れてしまったのだ。
このネジにフィットする最大限のネジ回しを使い緩くしようと試みたが、2~3mm回るだけでそれ以上緩んでくれない。緩んでくれればまたチェイン先端をネジに噛ませて(チェインはリンク1個分短くなるが)良しとしようと思っていた。しかしこれ以上ネジのヘッドの溝を傷めるとやっかいになるのでネジはそのまま締め込んで放って置く事にしたのがこの写真。
幸いバウスプリットの根元に小さなアイが仕込んであるので、取敢えずそこにラニヤード(細紐)を使ってチェインを繋いでおいた。
これで蓋が落水することはない。
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7月19日、出航前に近くのウエストマリーンに寄り、最小サイズのライフライン1フット(30cm)とSS製クランプ2個を購入。
全部で約10ドル。
ラニヤードをライフライン(ワイヤー・ロープにビニール製カバーの付いた物)に交換。
ライフラインを蓋に直接繋ごうかとも考えたが、蓋の近くはチェインがあった方が小回りが利くのでチェインに繋いだ。
Uクランプの突き出たネジ部分を金切り鋸で短くカットすればもっと見栄えも良くなるが機能的にはこれで充分。しかも錨泊時チェイン出し入れの邪魔にならない所に蓋を置ける様になった。怪我の功名だ。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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