
コンパニオンウェイ右舷側はソール(床)から立ち上がるセッティーの壁が長く延び、新型モールドながら個室ヘッド型とは別のイナー・モールドが存在したことを示している。

左舷側クォーター・バースの造りとのバランスを考えたのだろうか。


しかし、この時代クムやドリーム・キャッチャーのような [バルクヘッド型の室内] も発注することが出来た。PSC製フリッカは1980年代を通して、否、恐らく1990年代初頭に創業者がPSCをウォール・ストリートの投資家たちに売却するまでずっと、プロダクション艇でありながらオプションの幅が広く、自分なりの艇をファクトリーと共に創っていく半カスタム艇の趣があったことは確かだと思う。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1984年製 Good News です。)
⇒ フリッカ・ホームページの歴代カバー写真