2013年9月21日土曜日

クム ドロップ・ボード(差し板)

コンパニオンウェイのユニークな差し板。観音開き自体はユニークではないが、各ドアをコンパニオンウェイの外側に装着した事は他艇に例を見ない。

通常、ドアが蝶番で装着されている場所にはその下に見えるティーク板のトリムがずっと伸びている。





何代目のオーナーの作か分からないが、恐らく後付けだろう。

1983年当時のファクトリーの差し板は4枚式だったらしい。(84年製セレニティーでは3枚式、90年代艇では4枚式に戻っている。) 追い波などに対する外洋航行時の安全上の配慮か、一等下の板のみを残し、コンパニオンウェイを小さくしてある。逆に夏の錨泊時などにはこの板を外し、上のドアを閉めればプライバシーを保ちながら通風も可能。

(写真はPSC製434艇中265番 Kumu です。)
フリッカのリグ