クッションに付く臭いにも関係していそうな開口部二つ。
一つはアンカー・ロッカーへのアクセス口。
後期フリッカでは蓋が付いているようだが、1984年製のセレニティーには付いていない。
上の写真では開口部の底辺が電子レンジに隠れて見えないが、[こういう] 感じ。
この開口部を塞ぐとチェイン・ロッカー内の潮に濡れたアンカー・ロード(特にロープ部分)の臭い、燃料タンク・スペースから流れてくる軽油臭などがこのVバース上の収納スペース、ひいてはキャビン内に入って来るのを幾分防げるのでは、と思う。
参考にしているのは或るピアソン・エアリアルのオーナーが作ったチェイン・ロッカーの [ 蓋 ] 。無論、アンカー・マークの通風口は無しにしたい。
もう一つの開口部はこれ。
セッティー背もたれの後ろに隠されている収納へのアクセス口。
背もたれを倒すといつもここからエポキシ系のきつい臭いが流れ出して来ていた。それはこの収納スペースの換気があまりにも悪いからだと思われるが、ともかくここにも収納スペースのエアーが直接背もたれに触れ続けないよう、上記のリンク先の様な木の蓋を装着する。(尚、ここの通気改善計画については明日)。
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さて、開口部の蓋のキャッチだが、ダブル・ボール式を考えている。
この写真はVバース上の収納の観音開きのドアを下から見たところ。
画面上が収納内、下がVバース側。
ダブル・ボール式キャッチは頑丈で信頼性が高く、フリッカではギャリー下のドア、同引き出し下のスウィング・ドア、個室ヘッド内に在るキャビネットのドア等にも例外なく使われている。
これは同型の一回り大きいサイズ。
折り畳み式テーブル用キャッチとして購入した(近々装着予定)。
ホールドの強さは両端にあるネジで調節可能。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ (2~3年新しい号が出ていなかったが、この11月編集者が以前の人物に戻り、復活した。復活版第1号の写真特集号が既にアップロードされている。)