アリグラのビーム(最大船幅)はフリッカと殆ど同じ、約8フィート。
目を引くのはキールまでずっと前面が平面になっているステム。(フリッカではトップ部分のみ平面で残りは円っぽい形に仕上げてある。)
ボブステイ用のチェインプレイトはそのステムの平面にスルー・ボルト・ナットで装着した外付け式。
ステムに埋め込まれたフリッカのものと違い、必要が生じた場合交換も簡単だ。
スターン、トランサムの一等下部の孔二つはコックピット・ドレイン(排水口)。初期フリッカと同じ造作。
左舷側には内側からエンジン排水・排気口、ビルジ排水口と並んでいる。(一等アウトボード側の孔は用途不詳。)
エンジンは2気筒のヤンマーのようだ。2GMか。
画面左端はエンジン冷却水用ストレイナー(濾過器)。
取水口はフリッカよりもかなり上に見えるがフリッカより喫水が深いのでこれで良いのだろう。
(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Rebecca です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)