2011年9月18日日曜日

もう1艇のダルシ二ア

ダルシ二アと言えば [PSC製412番艇] が良く知られているが、これはパシフィック・ノースウエスト、ワシントン州にある同名のフリッカ。

航海灯がバウ(ステム上部)両脇に装着されたタイプのようなので1983年中期以前のPSC製と思われる。



スターン・プルピット・レイルは全体が2段式で1985~6年以降のPSC製と同じだがメイン・シート用のトラヴェラーの位置が上のレイルではない、バックステイがスプリット・ステイである等、1983年末位を境にする前期と後期のフリッカのちょうど中間にあるような複雑なコンビネーションである。

ポートライトのサイズも通常一等後部のものが前二つに比べて大きいのだが、この艇では三つとも小さいサイズに揃えている。

当初PSCからデッキとハルだけを購入し、その後何年かかけて必要な品物を順次購入しつつ内装、外装、リギングなどを仕上げて行った、所謂オーナー・コンプリーション・ボート(キット・ボート)だったのではないだろうか。

今でもオリジナル(初代)オーナーである確率は大きくないが、大切に乗られているようだ。

(写真はPSC製434艇中、番数不明の Dulcinea です。)
フリッカのリグ