9月24日土曜日、前回のオイル+フィルター交換から78.25時間経過したので交換する。いつもは60時間位(約1年)で行うが今回はちょっと遅い交換。2006年2月に新エンジンに換装後、7回目の交換になる。
オイルは15W-40。
フィルターはヤンマー純正ではなくFRAMブランド(北米でポピュラーなブランド、家の車2台にも同ブランドを使っている)。1GM10用の型番としてはPH3593AとPH5046が使えるが、たまたま以前の車でも使っていた前者の買い置きがまだ残っているのでそれを使用中。
先ずは使用済みオイルの排出。セレニティーでは底部のプラグは抜かず、ポンプを使用。
左手奥の細いテューブをディップ・スティック(検油棒)の入る小さな孔に深く差し込んで吸い取る。その時手前の給油用孔のキャップをこのように外してエアーが入るようにしておくとポンプ作業が楽。
エンジン稼動後のオイルは50~60度に暖まっているため左手で握ったポンプ本体を通るのが良く分かる。廃油はクッキング・オイルの入っていたプラスチック缶に入れる。ホースを深く入れていれば外に飛び散ることも無く、クリーンなオペレーション。
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ポンプで抜き取れるだけ抜き取った後、プラスチックの深皿をオイル・フィルターの下に置き、フィルターをレンチで反時計回りにクルッとロックを解除するが如くに緩め...
さらにフィルターを手でゆっくり廻すとオイルが流れ落ちる。
なかなか流れ落ちない場合はさらに緩めてみる。
オイルの流れが止まったらフィルターを完全にネジから外し、ヒョイと立てる。
フィルターの中にはオイルがまだたっぷり残っているのでこぼさない様注意。
フィルター中のオイルもプラスチックの深皿に移したところ。
この深皿はビタミン剤ボトルを梱包してあったパッケージの半分。底は当然丸いが、大きさがちょうど良いので重宝している。
廃油はすべてプラスチック缶に入れ、使用済みオイル・フィルターと共にマリーナのリサイクリング・センターへ。
新品フィルターのゴム・パッキンにニューのオイルをたっぷり塗る。これを怠るとフィルターを外す時にレンチでも回らなくなる。
新しいフィルターと使用済みフィルターの口=パッキンを擦り合わせる人もいるが、古い汚れたオイルを塗るより新鮮なオイルを塗る方が良いのは自明。
フィルター装着。前もってエンジンのフィルター装着口の縁から汚れたオイルを拭き取っておく。
時計回りに手で廻して行き、少し固くなったらじっくりと手で廻しこめるだけ廻す。あまりきつく締めこまないのがコツ。ガチガチに締めこむと外す時に苦労するだけ。
ロート(廃油用ロートとは別物)を使ってニューのオイルを入れているところ。
このようにフリッカでは1ガロン(3.8リットル)ボトルはちょっと使い難い。
反対側(コックピット側)から見たところ。
今回から1クォート(0.95リットル)ボトルで買うことにした。4本合わせた値段は1ガロンボトルと1セントちがうだけ。
車のエンジンとちがい、給油口が作業し難い場所にあるので小さいボトルだと助かる。ちなみに1GM10の注油適量は1.3クォート(1.24リットル)位。
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注油完了後、フタをかぶせ、エンジンをアイドルで5分間暖気運転、続いてギアを入れて5分間運転(ゆっくり3000rpmまであげ3分間運転、またゆっくりアイドルまで戻すという形)、さらに5分のクール・オフ、計15分間運転。運転中の音の静かさに改めて驚かされる。
今回間を置きすぎた。オイル+フィルター交換はやはり毎年一度およその月日を決めておいて定期に行う方が良い。(デイ・セイリングだけのセレニティーの場合50~60時間稼動相当になる。)
エンジン停止後検油棒で油量を確認して作業終了。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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