この艇はノー’スターやパシフィック・シークラフトがセマイ・カスタムのプロダクション艇を造り始める以前、ビンガムの設計書(購入した図面一式、または雑誌 『ラダー』 に掲載された図面)から起こしたもの。
しかし所謂自作艇ではなく、1974年ライアン・マリーン(Ryan Marine) という造船所に依頼して造られたものという。
ハルはフェロ・セメント(鉄筋コンクリート)。ギャーフ・リグのカターだそうだ。
実は新オーナーのケヴンが今年6月末に [ボルティモア] を出航、現在約3ヶ月の予定でチェサピーク湾、大西洋岸を南下、さらにICW(河、運河)を通ってメキシコ湾に出て、テキサス州 [ポート・アランザス] まで回航中。8月4日時点でサウス・カロライナとジョージアの州境あたりまで来ていたというから、もうそろそろ到着かも知れない。
(写真は Ryan Marine の1974年製フリッカ、Wren です。)
⇒ フリッカのリグ