セレニティーには消火器が二つ設置してある。何代目のオーナーが設置したのか、ひとつは個室ヘッドの中。それは恐らく主にエンジン・ルームの火災消火用。
もうひとつは個室ヘッドの外、STB側セッティーとの境の壁、[パラフィン・オイル・ランプの隣] にある。しかし、その位置は美的に適わないのは無論、火元の隣ということで火が出たら取れない可能性がある。
そこでこの1本の設置場所を移動することにした。
ホウルダーを付けていたネジ用の孔。反対側まで通っている。これは後でウッド・フィラーを使って埋める。
移動先はこちら。
VバースSTB側、セッティーとの境のニー(Knee)。ここなら日常何の邪魔にもならない。ギャリーやランプなどの火元からも離れているし、Vバースに横になっていたとしても手を伸ばして瞬時に消火活動に入れる。
問題はそこに消火器が収まるかどうかだが、ドライ・フィットしてみるとギリギリぴったりという感じ。早速ホウルダーの位置をマークしてドリルで孔を開ける。
ネジを通しホウルダーを固定。
壁の向こう側はキャップ・ナットを被せて締めてあるが、日常はセッティーの背もたれクッションの端に隠れて目にはつかない。
尚、このニーの壁は個室ヘッドの壁より若干厚く、ネジ(マシーン・スクリュー)3本とも長さ1インチのものから1+1/4インチのものに交換が必要だった。
底がクッションに触れているように見えるが実際は触れていない。クッションの脱着に不自由はない。上のスペースも消火器のホウルダーへの脱着には充分。
以上6月18日土曜日、セイリング前の一作業。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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