2011年6月18日土曜日

パシフィック・ノースウエスト

シアトル近郊はフリッカの多い場所だ。この艇もワシントン州で売りに出ている。

ハルが青なのでカリフォルニアから移動した [カワバンガ!] (8~9頁)かと思ったがそうではない。




ジブ2枚のカター・リグだ。メインも含めハルヤード操作はすべてマストに付いたウィンチ、クリートで行う。サイド・デッキに装着したイナー・ジブ(ステイスル)用のセイル・トラックも目を引く。

バウスプリットをデッキに固定するスルー・ボルト3本の基盤になるSS製プレートは特製。





それにはイナー・ステイ用アイアン(フォア)、ハルヤードを仮留めしておくためのアイ(アフト)が仕込まれている。プラットフォーム上にもアイが1個あるが用途がいまひとつ分からない。もしかしてその向きからしてジブのダウシング・ライン用かも知れない。その場合、バウスプリット前方にブロックが装着してあるはず。

(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1985年製 Smagu です。)
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