昨日のフリッカの内部。パイロットハウスというくらいだから、もともとパイロットハウスの中には、コックピットのヘルム(舵)と連動する別のヘルムがあって、ハウス内で気候・気象の影響を直に受けなくても操船できるようになっている。しかし、無論、このフリッカのハウス内にはヘルム・ステーションはない。真ん中の柱はマストからの重量を支えるコンプレッション・ポスト。
ハウスからの視界は申し分ない。通常のフリッカは天井までの高さが約1.8mだが、このハウスの天井はどのくらいだろう。
この写真では通常のキャビントップと殆ど同じ高さに見える。
コンパニオンウェイはオフ・センターのセットアップで少しポート側寄り。スタボー側に個室ヘッド(トイレ)がある。
両舷からブームの中ほどへ伸びたミッド・ブーム型メインシートに注目。各舷とも、ハウストップにブロックとシーブが付けてあり、トラベラー・トラック無しでコントロールできるようになっている。
ハッチの横にあるポート側メインシート・ブロック(左)とシーブ(右)の様子。
コックピットは両舷のゲート部分を除き、ステンレスのレールで囲まれている。
いつかもっとインテリアの写真が見られるかも知れない。
* 後日註: この艇は2013年3月、Yachtworld で Nor'Star 製として売りに出された。
(写真はいずれもカナダのフリッカ White Dolphin です。)
⇒ フリッカ・ホームページ、売りに出ているフリッカの一覧