ティークもデッキも良く手入れされている様子。
タン・バーク色のセイルは外されているが、その分スパー(マスト+ブーム)の状態も良く分かる。
ハルヤードはコックピット前まで引かれているが、マスト・フット部分のブロックはマスト横のデッキに装着されている。
後々の艇ではマスト下敷きのSS製ターバナクルにブロック装着専用ウィングが追加されており、そこに装着される。
一見ブロンズ製に見える各ポートライトの外周には広いティークの縁取りが付けられている。
しかしポートライト自体は前2個の小型がプラスティック製、一等後ろ大型の1個は締め切り型のブロンズ製の様だ。
このフォア・ハッチは換装したもの。
周囲のグレーになっている部分はその時密閉処理に使ったエポキシがそのままになっている様で、ヨット・ペイントまたはジェル・コートで塗装すれば見栄えも良くなるだろう。
同じエポキシ処置はバルクヘッド・コンパスの換装時にも行われたらしい。
このリッチー製SR-2コンパスには [別売りのアダプター・プレイト] があるのでそれを使えばエポキシ処理をしなくてもきれいに仕上がる。
(写真はPSC製434艇中101番目 Daisy です。)
⇒ フリッカのスペック