2014年4月10日木曜日

Swap Meet 2014 @ BYC

3月になりシーズン遅降りの雨の日が多く、なかなかハルにニューグラスII を塗る機会が無かった。(週末1日だけ晴れても翌日やその週雨が続くようだとニューグラスII が完全にキュアする前に剥げて流されてしまう。) しかし天気予報を見るといよいよ4月12日土曜日に実行できそうだ。

実は今週もずっと天気が良く、4月5、6日の週末に塗布しようと思えば出来たのだが、6日日曜日、以前から予約しておいたイヴェントがあったのでそちらに行ってきた。

バークリー・ヨット・クラブ主催、SF湾セントラル・ベイ東北岸バークリー・マリーナでのスワップ・ミート(ノミの市)。





週末早朝のフリーウェイは空いていて気持ちが良い。4:50AM に家を出て1時間後まだ夜明け前の現場に到着。正式には6:00AM からだが既に何店か荷物を降ろし終わって開業準備を終わっている。

これは日の出直後、明るくなった6:40AM 頃。









出店者もお客も出足はイマイチ。ボチボチと店が出始める。








これから30分~1時間程で店が並び、客足も良くなっていく。








当店は [ガレージに溜った船具類] 中、不要の物を集めて並べた。







実はこの時点で既に黄色い未使用クッション2点、GPS以前のNAVツール(平行定規、分度器、ブロンズ製ディヴァイダー)、同じくブロンズ製のインクリノメーター、以前使っていたPFD(ライフ・ジャケット)のペア等は売れている。

客には大方3つのグループがあった。 (1) 自分でも店を開いている人たち。まだ暗い中、車から商品を降ろす前に掘り出し物がないかチェックに来たり、開店後も割引になっていないか時々見に来る。 (2) 早い時間に来て必要な物や気に入った品を予算に合わせて目ざとく見つけて買っていく人たち。 (3) 今日は休みだから行ってみようか、良いものがあったら買おう、という人たち(遠方からの人も居た)。 また飼犬の散歩がてらに覗いていく人達も多数(どの犬も実に仕付けが良い)。

(1) のグループの一人、隣の店のパット。ジョークや気の利いた台詞を連発して周りを笑わせ続ける明るい若者。



箱から商品を出すまでゆったりと時間をかけ、店を覗きに来る人に売る気があるのかと心配したが、この種のイヴェントの常連らしく慣れたもので、上の写真はお日様が昇ったからこれを買わないか、と当方に帽子を2つ持って来たところ。誰でも自分のお客にしてしまおうという精神。

こういう連中は互いに長年の顔見知りで商品情報を交換したり持っている品物を互いに売買したりもするらしい。謂わば Swap Meet の Swap Meet たる所以だ。中には100ドルでハード・ディンギーがあるけど買わないかと訊きに来る男も居た。パットのもう一人の顔見知りが即購入。

ちなみに当店で売れたのは全て25ドル以下の品。Swap Meet は概して低価格の品々に人気が集まる様だ。(100ドルを超すアンテナ・テューナーやソーラーパネルをじっくり見る人たちもいたが自分のスペックに合わないことが判って買わなかった。)当店の売り上げは10:00AM 閉店までの4時間で約120ドル(9人のお客さんに16点販売、その他4点は無料進呈)。20ドルの場所代以上の売り上げがあったことは無論うれしかったが、この日一番の収穫は人々の笑顔。欲しかった物を予算内で探し当てた人の顔は見る見る緩んで行く。売買時は会話がはずみ、子供連れの若い人たちから80代の老人まで年齢を問わず、その人たちの人となり、生活、生き方、歴史が感じとれる。家で眠っていた品物がその人たちの役に立つという事実もうれしい。準備は大変だったが楽しい良い週末だった。

尚、イヴェントの1週間前には当方の出品する主な品をリストアップしてクレイグズリストに無料広告を出しておいた。


この広告を見てイヴェントの前に筆者の家まで足を運びインフレイタブルのミニ・ディンギーを65ドルで買って行った人も居た。クレイグズリストはある特定の品を探している人たちが見るので、充分な数の写真と良く分かる説明を付け、リーズナブルな価格にすると反応が早い。(別件で出したYamaha のキーボードの場合、僅か25分で購入者が現れた。)今週もSwap Meet には行けないがソーラーパネルが欲しいので1セット取っておいて欲しいとクレイグスリストの広告を見て先週州外の出張先から連絡のあった人が来訪する。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の品物です。)
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