今オフ・シーズンのメインテナンス・プロジェクトのひとつ、エンジン(1GM10)のミキシング・エルボーとウォーター・ロック・マフラー間のエンジン排気・排水ホース(Wet Exhaust Hose という)の換装。
画面左上のカーブしたミキシング・エルボーと画面右の肌色のウォーター・ロック・マフラーを繋いでいる黒い排気・排水ホース。
ホースにある J2006 2000 という表示から、前回の換装が今から13年前の2000年頃だったことが分かる。(ちなみに J2006 は Wet Exhaust Hose の規格、2000 はホースの製造年。)
画面右端に少し覗いているウォーター・ロックからトランサムのスルーハルまでの長い排気・排水ホースも取り替えたいが、そちらは結構大掛かりな作業になりそうで、上架時に行うことにする。(その長い方のホースはファクトリーで1984年に仕込まれてから未交換と見える。)
ミキシング・エルボーとウォーター・ロック・マフラー間の排気・排水ホースを交換したい理由はホースのウォーター・ロック側の傷み。
ホースの内径は45mm、それを被せるウォーター・ロックの筒の外径は40mm。5mmの差が有り、ホースを2本のクランプできっちり締め付けるので傷みがひどく内部のワイヤーが数箇所顔を覗かせるようになった。艇の [スタッフィング・ボックス] (パッキング・グランド=グラン・パッキン)のナット締め込み作業時、毎回作業の邪魔になるウォーター・ロックを横に移動させねばならず、そのためにこのエンドを脱着するのでその影響が大きいと思われる。
取り外した排気・排水ホース。
画面左がウォーター・ロック側のエンド。
エンド部の拡大。
表面のゴムが破れてワイヤーが剥き出しになっている。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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