元々のクッションはビニール生地だったので掃除は楽だったが、何せ固く、重かった。
それに今は横になっても嫌な臭いが衣服に付かない。以前はキャビン内にいるだけで臭いが付いていたので大いなる改善だ。
これで船中泊を含め船内の居住性は格段に良くなった。やった甲斐がある。
長く重いクッションを持ち上げる必要が無くなった。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・データベース
オーナーのチャールズはこの艇で2010年春にノース・カロライナからバミューダまでシングルハンドで往復している。
それ以前にもバミューダまでの往復、フロリダ・キーズ(半島の先に繋がる列島)へのクルージングを楽しんでいる。
この艇にはどういう将来が待っているのだろう。
艇に付いているのはビルが新作したラダー、手前に置いてあるのがファクトリー製らしい。
欲しいという人に譲渡すべくハルだけは残しておいた前オーナーの心意気。
これからも新オーナーをはじめ何人ものフリッカ好きの人間の手によって命が吹き込まれて行くだろう。
船底は多数のフジツボが付着していた様子。しかし、ハルはプロの手で造られたらしく、今でも大変良好な状態と言う。
ただ、見ての通りこのフリッカからはりラダーが無くなっていた。
ハルにヴァルアの名前が残っている。
木造のデッキやスーパーストラクチャー(ハウスなど)は取り除かれ、所謂ハルだけ(ベア・ハル)に近い状態。
フォアピーク部分その他のフレイムやギャリーの造作はかろうじて残っている状態。
残っているフレイムはオークなどの腐り難い木製だろうか。
これを譲り受けた新オーナーは無論この状態を承知だった訳で、ハルの他は全て新造の艇を造る意気込みで居る。
ギャリー。
個室ヘッド内。
少なくとも2006年当時は小奇麗に収まっている。
配電盤はまだ左舷側キャビン側壁にあり、画面手前右のコンプレッション・ポストも円い装飾型。
小さ過ぎず大き過ぎず、小型艇フリッカのプロファイルにもしっくり合ったデザインのドジャー。
コックピット・コーミング前部をカバーしている三角形の部分はスプレイ避けに効果があるだろう。
フリッカのサイド・デッキはこのように狭い。
ベルヴァディア半島前を100%ジブで機帆走中のようだ。
実に綺麗にメンテされている。
3/4スターン・ビュー。
ウィンドヴェインは [モニター] ブランド。
ヘッスル2枚のカター・リグ。メインはギャーフ・リグ。
メキシコのバハ・カリフォルニア、コルテズ海側の街 [ラ・パーズ] 。
プライマリー・アンカーは [アンカー比較実地テスト] でも良好な結果を出しているロックナ。
その状態でうねりを正面から超えるとこうなる。
フリッカは20フィートの小型艇だから無理もない。まだ重量艇だからこの位の変化で済む。
新しいインフレイタブル・ディンギーを購入。
ミシガン湖の観光乗船用スクーナー [マニトウ] に遭遇。
ラダー・チーク(頬板)を白く塗ってあるのがユニーク。
穏やかなミシガン湖パワー・アイランド近くを帆走中。
無言で味わいたい1枚。
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