ジブはフルで100%、リーフを入れると70~75%程の大きさ。
風14~15ノットに落ちる。明らかにアンダー・キャンヴァス(セイル・エリアの足りない状態)。メインをフルにするか、せめてシングル・リーフにすれば良いがズルしてそのまま帆走中。
風約17ノットに戻る。通常はフル・ジブ+ダブル・リーフのメインで帆走するとちょうど良い位の風(風が一定していればメインはシングル・リーフでもOK)。
***
註:リーフの具合は各個艇のセイルの年数、帆走数によって大きく異なるのでリーフの比較はあくまでこの2年8ヶ月前に新調したセレニティーのセイルでの比較。
ストレッチしてしまった10年物、20年物のセイルはニュー・セイルと比べると格段にパワー・ダウンするので、例えばニューならシングル・リーフするところでもフルのままで良いということになったりする。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)
2012年5月31日木曜日
2012年5月30日水曜日
ニューヨークのレイディー・バグ
旧名ターン、現レイディー・バグが売りに出された。
[以前見た] キャビン天井の板張りもきれいに完成している。
マスト・アーチ下面、ボルト・ナットで留めたマスト根元のターバナクル、両舷のデッキ・オーガナイザーの各位置が良く分かる。
ブロンクス、クイーンズ、またはブルックリン周辺を帆走中。
この艇は現オーナーにより随分手入れされ、大事にされてきた。 [ここ] をクリックして本日の記事の下に出る過去記事にも目を通され度。
(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧
[以前見た] キャビン天井の板張りもきれいに完成している。
マスト・アーチ下面、ボルト・ナットで留めたマスト根元のターバナクル、両舷のデッキ・オーガナイザーの各位置が良く分かる。
ブロンクス、クイーンズ、またはブルックリン周辺を帆走中。
この艇は現オーナーにより随分手入れされ、大事にされてきた。 [ここ] をクリックして本日の記事の下に出る過去記事にも目を通され度。
(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
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2012年5月29日火曜日
セレニティー 5月26日の風 (Videos) 1
この日はこのサウス・ベイ海域でも20+ノットの風の予報。或る年金暮らしのドック・メイトによると週日は毎日30ノットを越える風が吹いていたそうだ。どんどん本格的な夏になっている。
赤い三角旗ひとつのスモール・クラフト・アドヴァイザリー(セイルボート等小型船舶向け注意報)が出ていたのでジブにリーフを入れた帆走をやってみる良い機会。リーフを解くのは簡単なのでメインもダブル・リーフして2:00PMに出航。しかしマリーナの外は4~5ノットの風しかない。
約15分後南西寄りの風が徐々にビルドアップして15~17ノットとなった。
ちなみに本日のビデオを含め、小生どもがデイ・セイリングを楽しむのはSF湾サウス・ベイ海域でも特に [この辺り] が多い。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ 最近は写真やビデオ・レポートなど全て各人のブログ、YouTubeまたはフリッカ・ホームページ等で公表されるのでニューズレターはここ2~3年発行されていない。しかし、アーカイヴは楽しめる。
赤い三角旗ひとつのスモール・クラフト・アドヴァイザリー(セイルボート等小型船舶向け注意報)が出ていたのでジブにリーフを入れた帆走をやってみる良い機会。リーフを解くのは簡単なのでメインもダブル・リーフして2:00PMに出航。しかしマリーナの外は4~5ノットの風しかない。
約15分後南西寄りの風が徐々にビルドアップして15~17ノットとなった。
ちなみに本日のビデオを含め、小生どもがデイ・セイリングを楽しむのはSF湾サウス・ベイ海域でも特に [この辺り] が多い。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2012年5月28日月曜日
ノース・カロライナのジェイナス (Interior)
本題とは無関係だが本日アメリカ時間5月27日はサンフランシスコの真っ赤なゴールデン・ゲイト・ブリッジ(金門橋)が開通して75周年の記念日だ。アメリカで夏の始まりを告げる3連休の週末(メモリアル・デイ・ウィークエンド)と相俟って歩いて渡る人で溢れるだろう。
さて今日はジェイナスの室内を一気に見てしまおう。マスト下のアーチがどういう訳か剥き出しになっている以外、旧モールドによる典型的な室内だ。
左舷側の手摺り的コンプレッション・ポストはまだ無い。
Vバース下にある燃料タンクの先端部、おそらく軽油注入口ではないかと思われるものが見える。
通常はタンクの前面(バウ側)の壁から入るのでこのように上部に突き出ていることはない。何かの都合で何代目かのオーナーがこのように処置したもののようだ。これだとクッションともコンフリクトが起きて使い難いと思うがこのようにした理由が気になる。
一転向きを変えてアフトを見たところ。コンパニオンウェイの切り込みが深いのでステップは2段。
個室ヘッドのないオープン・レイアウト型。
コンパニオンウェイのSTB側には配電盤とVHS。
ポート側には後付けと思われる30アンペアの陸電スイッチのマスター・スイッチ(ブレイカー)。
その下は12V電源となるシガレット・ライター。
尚、室内クッションは通常使わず、すべて自宅保管してある。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製の Janus です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧
さて今日はジェイナスの室内を一気に見てしまおう。マスト下のアーチがどういう訳か剥き出しになっている以外、旧モールドによる典型的な室内だ。
左舷側の手摺り的コンプレッション・ポストはまだ無い。
Vバース下にある燃料タンクの先端部、おそらく軽油注入口ではないかと思われるものが見える。
通常はタンクの前面(バウ側)の壁から入るのでこのように上部に突き出ていることはない。何かの都合で何代目かのオーナーがこのように処置したもののようだ。これだとクッションともコンフリクトが起きて使い難いと思うがこのようにした理由が気になる。
一転向きを変えてアフトを見たところ。コンパニオンウェイの切り込みが深いのでステップは2段。
個室ヘッドのないオープン・レイアウト型。
コンパニオンウェイのSTB側には配電盤とVHS。
ポート側には後付けと思われる30アンペアの陸電スイッチのマスター・スイッチ(ブレイカー)。
その下は12V電源となるシガレット・ライター。
尚、室内クッションは通常使わず、すべて自宅保管してある。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製の Janus です。)
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2012年5月27日日曜日
ノース・カロライナのジェイナス (Engine)
一昨日書いたようにジェイナスのエンジンは近年1GM10に換装した。
今開いているのはエンジン・メンテ用のアクセス・ハッチ。
換装の際はそのひとつ外側の(黒いテープの貼ってある)コックピット・ソール(床)全体も外した。ここまで考えてソールを設計してあるのは良心的。
ヨット・ビルダーによってはハルが出来てエンジンを載せ、その後デッキを作り込んで、小さなハッチはあるものの換装の際にはハッチの周りを切り取らなければならない場合さえある。尚、1983年後半以降のフリッカの新型デッキ・モールドではアクセス・ハッチ自体が大きいのでそこからエンジンの出し入れが可能。2006年、セレニティーの1GM ⇒1GM10換装もそれで行った。
換装後の稼動時間は僅か50時間というからちょうど馴らし運転が終わったところ。
カンザキ( 神崎高級工機製作所 )製トランスミッション(ギア・ボックス)はエンジン本体換装前のものをそのまま使用していると思われる。アメリカではトランスミッションは換えずエンジンのみの換装をボブテイリング(ボブテイルする)というが、セレニティーの場合もそうした。
プロペラ・シャフトとの接続はナイロンと思われる白いプラスティック製フレキシブル・カプリングを経由。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製の Janus です。)
⇒ www.yachtworld.com キーワード欄に Flicka と入れてサーチ・ボタンをクリック。
今開いているのはエンジン・メンテ用のアクセス・ハッチ。
換装の際はそのひとつ外側の(黒いテープの貼ってある)コックピット・ソール(床)全体も外した。ここまで考えてソールを設計してあるのは良心的。
ヨット・ビルダーによってはハルが出来てエンジンを載せ、その後デッキを作り込んで、小さなハッチはあるものの換装の際にはハッチの周りを切り取らなければならない場合さえある。尚、1983年後半以降のフリッカの新型デッキ・モールドではアクセス・ハッチ自体が大きいのでそこからエンジンの出し入れが可能。2006年、セレニティーの1GM ⇒1GM10換装もそれで行った。
換装後の稼動時間は僅か50時間というからちょうど馴らし運転が終わったところ。
カンザキ( 神崎高級工機製作所 )製トランスミッション(ギア・ボックス)はエンジン本体換装前のものをそのまま使用していると思われる。アメリカではトランスミッションは換えずエンジンのみの換装をボブテイリング(ボブテイルする)というが、セレニティーの場合もそうした。
プロペラ・シャフトとの接続はナイロンと思われる白いプラスティック製フレキシブル・カプリングを経由。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製の Janus です。)
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2012年5月26日土曜日
セレニティー 5月19日土曜日の風 4 (Videos)
15~16ノットの風。
対地艇速3.1~3.7ノット。逆潮が2ノットを超えている時間なので悪くない数字。ヒール角23度。
波高2~3フィート。対地艇速3.7ノット、17ノットのガストで4.3ノットとなる。快調なセイリング。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・データベース
対地艇速3.1~3.7ノット。逆潮が2ノットを超えている時間なので悪くない数字。ヒール角23度。
波高2~3フィート。対地艇速3.7ノット、17ノットのガストで4.3ノットとなる。快調なセイリング。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・データベース
2012年5月25日金曜日
ノース・カロライナのジェイナス (Cockpit)
今日はコックピット周りを見てみよう。
ティラーやコックピット後部、コックピット・シート背もたれ部にオートパイロット用のセットアップが見られる。
コーミング・トップにはスターン・アンカーのチェインやロードを出し入れするパイプが装着されている。
コックピット・ロッカー。
きちんと整理されているが、チェインやロードはこれらの下にあると思われる。
バッテリーは通常2個並んでいるところにアウトボード側の1個しかない。エンジン・スターティング・バッテリーを各種ライト用などのハウス・バッテリーと分けるために並列でもう1個搭載してバンクを二つにした方が良い。尚、この艇のエンジンは船内機。
この年代のフリッカのコックピット・ソール(床)はメンテ用ハッチを外せるだけでなく、ソール全体も外せる。
実は最近エンジンを1GMを1GM10に換装のためソール全体を外したばかり。黒いテープを貼ってある箇所がソールのネジ留め部分。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製の Janus です。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)
ティラーやコックピット後部、コックピット・シート背もたれ部にオートパイロット用のセットアップが見られる。
コーミング・トップにはスターン・アンカーのチェインやロードを出し入れするパイプが装着されている。
コックピット・ロッカー。
きちんと整理されているが、チェインやロードはこれらの下にあると思われる。
バッテリーは通常2個並んでいるところにアウトボード側の1個しかない。エンジン・スターティング・バッテリーを各種ライト用などのハウス・バッテリーと分けるために並列でもう1個搭載してバンクを二つにした方が良い。尚、この艇のエンジンは船内機。
この年代のフリッカのコックピット・ソール(床)はメンテ用ハッチを外せるだけでなく、ソール全体も外せる。
実は最近エンジンを1GMを1GM10に換装のためソール全体を外したばかり。黒いテープを貼ってある箇所がソールのネジ留め部分。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製の Janus です。)
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2012年5月24日木曜日
セレニティー 5月19日土曜日の風 3 (Videos)
ハンターズ・ポイント沖。
他艇もゲストや犬を乗せセイリングを楽しんでいる様子。ここは風が一等強い海域から少し落ちるところだが、フル・セイルのもの、ジェノアだけで走るものと帆走スタイルもさまざま。
タック後。逆潮となり5.2ノットだった艇速が2.5ノットとなる。少し行くと風のある海域に戻るのでまたいくらかゲインできる。
今週末からセイル・タイはライフラインに掛けている。外す時にグラブ・レイルの仕上げを傷付けないようにするため。
少しづつスピードをピックアップしている。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ブローシュア(14頁版)
他艇もゲストや犬を乗せセイリングを楽しんでいる様子。ここは風が一等強い海域から少し落ちるところだが、フル・セイルのもの、ジェノアだけで走るものと帆走スタイルもさまざま。
タック後。逆潮となり5.2ノットだった艇速が2.5ノットとなる。少し行くと風のある海域に戻るのでまたいくらかゲインできる。
今週末からセイル・タイはライフラインに掛けている。外す時にグラブ・レイルの仕上げを傷付けないようにするため。
少しづつスピードをピックアップしている。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ブローシュア(14頁版)
2012年5月23日水曜日
セレニティー 5月19日土曜日の風 2 (Videos)
引き続きビルドアップしそうなのでメインをシングル・リーフ。
ヒール角が1~2度少なくなったのが分かるだろうか。艇速は殆どフル・セイル時と変わりなし。
フォア・デッキからの様子。シーズンに入って行き交うセイルボートの数が格段に増えてきた。北の海域では先に吹き始めていたようだ。
14.7~15ノットの風。メインをダブル・リーフしたのでこの風でもヒール角約23度。艇速5.1ノット。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ
ヒール角が1~2度少なくなったのが分かるだろうか。艇速は殆どフル・セイル時と変わりなし。
フォア・デッキからの様子。シーズンに入って行き交うセイルボートの数が格段に増えてきた。北の海域では先に吹き始めていたようだ。
14.7~15ノットの風。メインをダブル・リーフしたのでこの風でもヒール角約23度。艇速5.1ノット。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ
2012年5月22日火曜日
ノース・カロライナのジェイナス (Topside)
ジェイナスのデッキを見てみる。
1980年製のこの艇のクリートはセンターにひとつだけ。1984年製のセレニティーでも同じだ。
ハッチは明らかに近年換装したもの。
マストステップのターバナクルにオーガナイザーはない。
デッキ上のブロック、ターニング・ブロック、ロープ・クラッチ、さらにキャビントップ・ウィンチまで何代目かのオーナーが自分で装着したのものではないかと思う。
コンパニオンウェイ。
バルクヘッド左舷側にコンパス、右舷側は水深計か風力計のディスプレイ。
共に台座は木で自作して揃えたようだ。
しかし左舷の錠前の位置がユニーク。果たしてここで差し板をロックするのか。その場合、スライディング・ハッチはどうなるのだろう。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製の Janus です。)
⇒ フリッカのスペック
1980年製のこの艇のクリートはセンターにひとつだけ。1984年製のセレニティーでも同じだ。
ハッチは明らかに近年換装したもの。
マストステップのターバナクルにオーガナイザーはない。
デッキ上のブロック、ターニング・ブロック、ロープ・クラッチ、さらにキャビントップ・ウィンチまで何代目かのオーナーが自分で装着したのものではないかと思う。
コンパニオンウェイ。
バルクヘッド左舷側にコンパス、右舷側は水深計か風力計のディスプレイ。
共に台座は木で自作して揃えたようだ。
しかし左舷の錠前の位置がユニーク。果たしてここで差し板をロックするのか。その場合、スライディング・ハッチはどうなるのだろう。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製の Janus です。)
⇒ フリッカのスペック
2012年5月21日月曜日
セレニティー 5月19日土曜日の風 1 (Videos)
5月19日土曜日1:30PM頃。マリーナの外で風待ち。
遅くとも2:00PM~2:30PMまでに西風が吹くのが夏の定番なのでこの時最高1時間待てば良い、それまでのんびりしよう、と思っていた。
その5分後、にわかに吹き始めた風。7~8ノットからたちまち10ノットとなり、12ノットまでビルドアップ。対地艇速は僅かな順潮で4.2、4.5、4.7、5.2ノットと上る。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ 日本のヤフー・フリッカ・グループ
遅くとも2:00PM~2:30PMまでに西風が吹くのが夏の定番なのでこの時最高1時間待てば良い、それまでのんびりしよう、と思っていた。
その5分後、にわかに吹き始めた風。7~8ノットからたちまち10ノットとなり、12ノットまでビルドアップ。対地艇速は僅かな順潮で4.2、4.5、4.7、5.2ノットと上る。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ 日本のヤフー・フリッカ・グループ
2012年5月20日日曜日
ノース・カロライナのジェイナス
ヴァージニアとの州境に近いノース・カロライナ州 [エリザベス・シティ] のドックに係留のジェイナス。
東海岸にはまだ浮きドックではない旧式のドックが一杯残っている。
そのためかこの艇にはアミッドシップ・クリートこそないが、コックピット周りに自分で後付けしたと思われるクリートがあちこちに付いている。
1983年中頃以前の艇なので旧モデルのデッキ・モールドによる造船。
今まで何艇も見て来たように、メイン(スライディング)ハッチはこの時代の艇に独特のアーチ2本がアスワートシップ(両舷方向)乗った形のもの。またブリッジ・デッキは無くコンパニオンウェイ(キャビン入口)の切り込みが深い。
スターン・プルピット・レイルは一段式だが、センター部分だけメインシート・トラヴェラーになる中程の2段目が付いている。
バックステイは逆Y字型のスプリット・ステイ。スターン下部、ラダー両脇にコックピットの排水口がある。
このドレイン(排水システム)タイプは追い波の時ここから入った水が逆流して一時的にコックピットに出て来る場合が多い。デイ・セイリングではコックピット・ソールが一時的に濡れる程度とは言え、予め言っておかないとセイリングが初めてのゲストたちはこれは大変と驚くらしい。クルージング中ダウンウィンド・セイリングで長時間外洋を走る場合は外からコルクの栓をする人もいると言う。1983年後半以降の新型デッキ・モールドではコンパニオンウェイ下のスルーハルから海中に排水するようになったのでこの問題はない。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製の Janus です。)
⇒ USヤフー・フリッカ・グループ
東海岸にはまだ浮きドックではない旧式のドックが一杯残っている。
そのためかこの艇にはアミッドシップ・クリートこそないが、コックピット周りに自分で後付けしたと思われるクリートがあちこちに付いている。
1983年中頃以前の艇なので旧モデルのデッキ・モールドによる造船。
今まで何艇も見て来たように、メイン(スライディング)ハッチはこの時代の艇に独特のアーチ2本がアスワートシップ(両舷方向)乗った形のもの。またブリッジ・デッキは無くコンパニオンウェイ(キャビン入口)の切り込みが深い。
スターン・プルピット・レイルは一段式だが、センター部分だけメインシート・トラヴェラーになる中程の2段目が付いている。
バックステイは逆Y字型のスプリット・ステイ。スターン下部、ラダー両脇にコックピットの排水口がある。
このドレイン(排水システム)タイプは追い波の時ここから入った水が逆流して一時的にコックピットに出て来る場合が多い。デイ・セイリングではコックピット・ソールが一時的に濡れる程度とは言え、予め言っておかないとセイリングが初めてのゲストたちはこれは大変と驚くらしい。クルージング中ダウンウィンド・セイリングで長時間外洋を走る場合は外からコルクの栓をする人もいると言う。1983年後半以降の新型デッキ・モールドではコンパニオンウェイ下のスルーハルから海中に排水するようになったのでこの問題はない。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製の Janus です。)
⇒ USヤフー・フリッカ・グループ
2012年5月19日土曜日
セレニティー 5月12日土曜日の風 4 (Videos)
この日は3マイル・ポイントでタック。
タック後、アミッドシップから。
対地艇速5.6ノット。
この日のサウス・ベイはいつになくセイルボートの数が多かった。4月末にオフィシャルなシーズン・オープニング・セレモニーがあり、5月に入り気温も高くなってきたからだろう。東岸近くでは30~40フィート艇12艇程のレース。本船航路のメイン・チャネルではスクーナーやカター・リグの中~大型艇が見られ、西岸では南北に行き交ういつものトラフィック。他艇の数が多いのも楽しい。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)
タック後、アミッドシップから。
対地艇速5.6ノット。
この日のサウス・ベイはいつになくセイルボートの数が多かった。4月末にオフィシャルなシーズン・オープニング・セレモニーがあり、5月に入り気温も高くなってきたからだろう。東岸近くでは30~40フィート艇12艇程のレース。本船航路のメイン・チャネルではスクーナーやカター・リグの中~大型艇が見られ、西岸では南北に行き交ういつものトラフィック。他艇の数が多いのも楽しい。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)
2012年5月18日金曜日
セレニティー 5月12日土曜日の風 3 (Videos)
風15~16ノット。セレニティーはメインをシングル・リーフして帆走中。
40~45フィートの黒いハルのスクーナーがしばらく並走(キャメラでは遠くに見えるが、肉眼ではリグまではっきり見える)。
約30分後。風15.5~17ノット。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ 最近は写真やレポートなどを皆んなブログやフリッカのグループサイトで発表・報告するので新しい号はここ2~3年発行されていないが、アーカイヴは楽しめる。
40~45フィートの黒いハルのスクーナーがしばらく並走(キャメラでは遠くに見えるが、肉眼ではリグまではっきり見える)。
約30分後。風15.5~17ノット。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2012年5月17日木曜日
通常のマストヘッド・ライト
一昨日LEDのマストヘッド・ライトを見たが、これは同じニューヨーク州の別のフリッカ、テューズデイズ・チャイルドに付いているマストヘッド・ライト(真ん中)。
ファクトリーで装着したままのライトだ。
セレニティーでもこれと同じが付いていた。実は今壊れていて外してあり、ベース部分はガム・テープで巻いてある。夜間航行はしないので6年間そのままにしてあるが、いつかLEDライトを装着したい。それまで錨泊時にはアンカー・ライトとして乾電池式携帯LEDライトをマスト・スプレッダー辺りに吊り下げている。
(写真はPSC製434艇中336番 Tuesday's Child です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧
ファクトリーで装着したままのライトだ。
セレニティーでもこれと同じが付いていた。実は今壊れていて外してあり、ベース部分はガム・テープで巻いてある。夜間航行はしないので6年間そのままにしてあるが、いつかLEDライトを装着したい。それまで錨泊時にはアンカー・ライトとして乾電池式携帯LEDライトをマスト・スプレッダー辺りに吊り下げている。
(写真はPSC製434艇中336番 Tuesday's Child です。)
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2012年5月16日水曜日
セレニティー 5月12日土曜日の風 2 (Videos)
ハンズ・フリー・セイリング。
今年のシーズンは実に心地よいセイリング日和が続いている。
風がさらに強くなり若干ウェザー・ヘルムになったのでメインをシート出ししてパワーを落とすことによりバランスを保ち、手放しセイリングを続ける。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ www.yachtworld.com キーワード欄に Flicka と入れてサーチ・ボタンをクリック。
今年のシーズンは実に心地よいセイリング日和が続いている。
風がさらに強くなり若干ウェザー・ヘルムになったのでメインをシート出ししてパワーを落とすことによりバランスを保ち、手放しセイリングを続ける。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2012年5月15日火曜日
LED マストヘッド・ライト
フィジーにある [バンビ・エレクトロニクス] (Bebi と書いてフィジー語でバンビと発音)は自らもマリナーで、LEDのVHFやSSB電波への影響、LEDの光の分散の仕方について熟知しており、それらの知識を基に手作り工場で生産される製品は世界のクルーザーたちに良く知られているそうだ。
ニューヨークのロング・アイランドをベースにしているフリッカSans Souci のオーナーは電気技師だが、このバンビ製のマストヘッド・ライト(前方225度の機走ライト+アフト部分のアンカー・ライトのセット、両方付けると360度の本当のアンカー・ライトになる)の購入に大変満足しているという。
尚、バンビ・サイトの写真で分かるように、バンビ製品はLEDが付いている部分のみ。下の長い部分は自分で工作したもの。
(写真はPSC製434艇中358番目、Sans Souci です。)
⇒ この艇が Sans Souci
ニューヨークのロング・アイランドをベースにしているフリッカSans Souci のオーナーは電気技師だが、このバンビ製のマストヘッド・ライト(前方225度の機走ライト+アフト部分のアンカー・ライトのセット、両方付けると360度の本当のアンカー・ライトになる)の購入に大変満足しているという。
尚、バンビ・サイトの写真で分かるように、バンビ製品はLEDが付いている部分のみ。下の長い部分は自分で工作したもの。
(写真はPSC製434艇中358番目、Sans Souci です。)
⇒ この艇が Sans Souci
2012年5月14日月曜日
セレニティー 5月12日土曜日の風 1 (Videos)
1:00PM頃北風4.2~4.9ノットで北東に向かっていたが、30分後定番の西風となり、8.5~9.7ノットとビルドアップして行く。
約1ノットの逆潮で対地艇速は2.9ノット。
バウからの様子。
西風10~12.5ノットとなる。対地艇速3.0~3.5ノット。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・データベース
約1ノットの逆潮で対地艇速は2.9ノット。
バウからの様子。
西風10~12.5ノットとなる。対地艇速3.0~3.5ノット。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・データベース
2012年5月13日日曜日
テキサス州の自作フリッカ その後 (Misc.)
本日はその他のものをまとめて見てみよう。
画面中央の黒い棒状のものは中古品のメインシート・トラヴェラー。
エンド部分の拡大。
新品を買うとドルで最低3桁はするが、オークションサイトでただ同然の値段で入手。
ブロンズ製ウィンチ。
左や上の一群はピカピカだが、入手した時は手前の一個のように表面が酸化していたものを磨いたのだという。恐らく誰かが新品を買ったものの艇には付けず長年そのまま保存していたものだろう。
こちらは自分でティーク張り中のコックピット・ハッチ(エンジン・アクセス口)のカバー。
(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)
画面中央の黒い棒状のものは中古品のメインシート・トラヴェラー。
エンド部分の拡大。
新品を買うとドルで最低3桁はするが、オークションサイトでただ同然の値段で入手。
ブロンズ製ウィンチ。
左や上の一群はピカピカだが、入手した時は手前の一個のように表面が酸化していたものを磨いたのだという。恐らく誰かが新品を買ったものの艇には付けず長年そのまま保存していたものだろう。
こちらは自分でティーク張り中のコックピット・ハッチ(エンジン・アクセス口)のカバー。
(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)
2012年5月12日土曜日
テキサス州の自作フリッカ その後 (Boom Gallows & Mast)
1978年以降の量産に入ってからのPSC製フリッカにはブーム・ギャローズは付いていないのが普通だが、中には [自分で付けた艇] もある。
この自作艇のオーナーもブロンズの金具を購入。木部は自分で作ることにした。
両舷の金具のパイプとパイプの間がちょうど6フィートだそうだ。
金具のパイプはこの [リンク先] の例のように柱の役を果たす別のパイプに差し込む。
木部の出来上がり。
いつか艇に装着した写真も見られるだろう。
こちらはマスト。
このマストはカタリナか何かの数フィート長めの中古品を安く買って32フィートに詰めたもの。
自分で作れるものは作り、作れないものはできるだけ安く仕入れる方法でコストをミニマムに抑えている。
それもオーナーシップの楽しみのひとつ。
(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ フリッカ・ブローシュア(14頁版)
この自作艇のオーナーもブロンズの金具を購入。木部は自分で作ることにした。
両舷の金具のパイプとパイプの間がちょうど6フィートだそうだ。
金具のパイプはこの [リンク先] の例のように柱の役を果たす別のパイプに差し込む。
木部の出来上がり。
いつか艇に装着した写真も見られるだろう。
こちらはマスト。
このマストはカタリナか何かの数フィート長めの中古品を安く買って32フィートに詰めたもの。
自分で作れるものは作り、作れないものはできるだけ安く仕入れる方法でコストをミニマムに抑えている。
それもオーナーシップの楽しみのひとつ。
(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ フリッカ・ブローシュア(14頁版)
2012年5月11日金曜日
セレニティー 5月5日土曜日の風 3 (Videos)
ハンターズ・ポイント、キャンドル・スティック・ポイントをクリアーすると風のある海域に入る。
16~17ノットの風(パフは約19ノット)。
風18~19ノット。ヒール角約23度。ダブル・リーフのメインを少しシート出しして風を逃がしている。逆潮1.3~1.4ノットの中、対地艇速4.5ノット。5月に入ってSFベイは殆ど夏のような気象になった。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ
16~17ノットの風(パフは約19ノット)。
風18~19ノット。ヒール角約23度。ダブル・リーフのメインを少しシート出しして風を逃がしている。逆潮1.3~1.4ノットの中、対地艇速4.5ノット。5月に入ってSFベイは殆ど夏のような気象になった。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ
2012年5月10日木曜日
テキサス州の自作フリッカ その後 (In & Around Cockpit)
今日はコックピット周りを見てみよう。
スターン両舷トップに付けられた換気用のドレイド。
ポート・サイド・ドレイドのクロース・アップ。
ドレイドの方向は自由に変えられる。
スターボード・サイド。
荒天の時はドレイドを外し、孔にはフラットな蓋をねじ込む。
これはスターンに仕込んだシャワー。
海水用、清水用、計2口。
こちらはポート・サイドのバルクヘッドに付けた円形ポートライト(下)。
コックピットに出なくても外の状況を視認できるので便利だ。
尚、バルクヘッドは以前のフィニッシを落として仕上げ直すために部分的に剥がした状態。
(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ フリッカのスペック
スターン両舷トップに付けられた換気用のドレイド。
ポート・サイド・ドレイドのクロース・アップ。
ドレイドの方向は自由に変えられる。
スターボード・サイド。
荒天の時はドレイドを外し、孔にはフラットな蓋をねじ込む。
これはスターンに仕込んだシャワー。
海水用、清水用、計2口。
こちらはポート・サイドのバルクヘッドに付けた円形ポートライト(下)。
コックピットに出なくても外の状況を視認できるので便利だ。
尚、バルクヘッドは以前のフィニッシを落として仕上げ直すために部分的に剥がした状態。
(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ フリッカのスペック
2012年5月9日水曜日
セレニティー 5月5日土曜日の風 2 (Videos)
マリーナから4.0マイル地点でタック。
この時点でエッブ・タイド(引き潮)になったので逆潮。ハンターズ・ポイントの建造物群で風も10ノットに落ちているので艇速3.4ノット。手放しセイリング。
カリフォルニア・ブラウン・ペリカンの群れがハンターズ・ポイントの潮目辺りで餌を啄ばんでいる。ポイント(岬)の岸近くは潮が逆流になったり変化があるので魚が集まりやすいらしい。この6羽くらいの群れは6年位前から毎年暖かくなっても北に帰らず年中SF湾に居付いてしまった。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ 日本のヤフー・フリッカ・グループ
この時点でエッブ・タイド(引き潮)になったので逆潮。ハンターズ・ポイントの建造物群で風も10ノットに落ちているので艇速3.4ノット。手放しセイリング。
カリフォルニア・ブラウン・ペリカンの群れがハンターズ・ポイントの潮目辺りで餌を啄ばんでいる。ポイント(岬)の岸近くは潮が逆流になったり変化があるので魚が集まりやすいらしい。この6羽くらいの群れは6年位前から毎年暖かくなっても北に帰らず年中SF湾に居付いてしまった。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ 日本のヤフー・フリッカ・グループ
2012年5月8日火曜日
テキサス州の自作フリッカ その後 (Topside)
デッキはミシガンの [元々のオーナーが仕上げていた] が、この2代目オーナーはそれもやり直すことにした。(初代オーナーがこの艇の建造を始めて20数年というからデッキが仕上げられていたのも随分以前のことらしい。)
塗布してあったフィニッシを落とし、コアのマリン合板を剥き出しにした。
そこにプライマー(下塗り)として [Interlux 2000E] (日本ではInternational ブランドで販売)を塗布して防水処理を施す。
乾燥後それまで無かったティークのハンドレイルやサイドのトリムを装着。
別アングル。
プライマーの上にウレタン樹脂の塗料を何層か塗る。これはその1層目を塗ったところ。
将来完成写真が出た時点で何層塗布したのか分かるかも知れない。
(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ USヤフー・フリッカ・グループ
塗布してあったフィニッシを落とし、コアのマリン合板を剥き出しにした。
そこにプライマー(下塗り)として [Interlux 2000E] (日本ではInternational ブランドで販売)を塗布して防水処理を施す。
乾燥後それまで無かったティークのハンドレイルやサイドのトリムを装着。
別アングル。
プライマーの上にウレタン樹脂の塗料を何層か塗る。これはその1層目を塗ったところ。
将来完成写真が出た時点で何層塗布したのか分かるかも知れない。
(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ USヤフー・フリッカ・グループ
2012年5月7日月曜日
セレニティー 5月5日土曜日の風 1 (Videos)
2006年2月にセレニティーを購入、メンテ作業の後同5月にセレニティーでのセイリングを始めてから丸6年。この日は帆走日200日目となった。機走だけの日も含めると232日目の出航。
7シーズン目に入り、本艇は益々快調。
12時半頃、12.5~14、15ノットの西風。メインはシングル・リーフ。対地艇速4.8~5.6ノットで北に向かう。スラック・タイド。
2~3分後、風が予報どおり15~16ノットとなる。メインをダブル・リーフして艇速4.9~5.2ノット。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)
7シーズン目に入り、本艇は益々快調。
12時半頃、12.5~14、15ノットの西風。メインはシングル・リーフ。対地艇速4.8~5.6ノットで北に向かう。スラック・タイド。
2~3分後、風が予報どおり15~16ノットとなる。メインをダブル・リーフして艇速4.9~5.2ノット。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)
2012年5月6日日曜日
テキサス州の自作フリッカ その後 (Microwave Oven + Fridge)
今年2月に掲載した 『テキサス州の自作フリッカ その後』 シリーズの続き。今回は主にイクステリアの仕上げの様子を取り上げるが、本日はその前に前回のインテリア・シリーズで一箇所だけ未完成だったコンパニオンウェイのポート側のスペースを見てみる。
前回シリーズ [一日目] の上の写真では画面右上、下の写真では左下のスペースがこうなった。
白いボックスは無論電子レンジ。
トップとフロントをティーク仕上げにしたボックスは冷蔵庫だ。
対面のSTB側にある [NAVステーション] もティーク張りが完成しているが、このオーナーはこの艇を終の棲家にする積もりで作業に励んでいるのかも知れない。
尚、この冷蔵庫、実はキャンプなどに使うポータブル型で、電気(交流、直流)でもプロパンでも稼動するという代物。[Dometic RC4000] の名で販売されている。この艇は以前見たようにプロパン・タンクを2本積んでいるので航海中はプロパン、ドックでは交流陸電を使用するのだろう。
(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ 最近は写真やレポートなどを皆んなブログやフリッカのグループサイトで発表・報告するので新しい号はここ2~3年発行されていないが、アーカイヴは楽しめる。
前回シリーズ [一日目] の上の写真では画面右上、下の写真では左下のスペースがこうなった。
白いボックスは無論電子レンジ。
トップとフロントをティーク仕上げにしたボックスは冷蔵庫だ。
対面のSTB側にある [NAVステーション] もティーク張りが完成しているが、このオーナーはこの艇を終の棲家にする積もりで作業に励んでいるのかも知れない。
尚、この冷蔵庫、実はキャンプなどに使うポータブル型で、電気(交流、直流)でもプロパンでも稼動するという代物。[Dometic RC4000] の名で販売されている。この艇は以前見たようにプロパン・タンクを2本積んでいるので航海中はプロパン、ドックでは交流陸電を使用するのだろう。
(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ 最近は写真やレポートなどを皆んなブログやフリッカのグループサイトで発表・報告するので新しい号はここ2~3年発行されていないが、アーカイヴは楽しめる。
2012年5月5日土曜日
オハイオのアナベル
名前もハル色も [白いあじさい] のアナベル(Annabelle)と無縁ではなさそう。
名前に負けぬ美しさ。
オーナーの情熱か。
19世紀アメリカの詩人・小説家エドガー・アラン・ポーの詩で詠われている美しい女性もアナベル (Annabel Lee) だが、それも命名に関係しているのかも知れない。
マストステップに立ててあるのは倒したマストをサポートするための木。
ブリッジ・デッキの無い1978年製。
エンジンは1GM。
マストを起てて艤装も完了。
しかしこの艇はつい先日売りに出された。
(写真はPSC製434艇中021番 Annabelle です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧
リストにかなり動きが見える。
名前に負けぬ美しさ。
オーナーの情熱か。
19世紀アメリカの詩人・小説家エドガー・アラン・ポーの詩で詠われている美しい女性もアナベル (Annabel Lee) だが、それも命名に関係しているのかも知れない。
マストステップに立ててあるのは倒したマストをサポートするための木。
ブリッジ・デッキの無い1978年製。
エンジンは1GM。
マストを起てて艤装も完了。
しかしこの艇はつい先日売りに出された。
(写真はPSC製434艇中021番 Annabelle です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧
リストにかなり動きが見える。
2012年5月4日金曜日
キャラウェイ ギャリー引き出しオーガナイザー
キャラウェイの引き出しの中にはスライド式のオーガナイザーが仕込んであり、テーブル用ナイフ、フォーク、スプーン類を収納している。
トレイ式オーガナイザーが乗って走るレールの役割を果たす桟を引き出しの左右の内壁に貼ってある。
このオーガナイザー自体はPSC製デイナ24のオーナーでフランス(地中海)在住の [ディンギー・デザイナー] 兼船大工、ベンジーの作品。
この引き出しの上のスペースを料理のための [各種スパイス収納用] にカスタマイズしたのも同人。
尚、キャラウェイを売りに出していたオーナー、アンガス( [フリッカ・ホームページ] 管理人)はやはり売るのは何とも心苦しいと、これから何年か自宅の庭でメンテや改良を加え、[生まれたばかりの息子] が3歳位になったら家族でまたクルーズに出ることにしたそうだ。
(写真はPSC製434艇中423番 Caraway です。)
⇒ Caraway Home Page
トレイ式オーガナイザーが乗って走るレールの役割を果たす桟を引き出しの左右の内壁に貼ってある。
このオーガナイザー自体はPSC製デイナ24のオーナーでフランス(地中海)在住の [ディンギー・デザイナー] 兼船大工、ベンジーの作品。
この引き出しの上のスペースを料理のための [各種スパイス収納用] にカスタマイズしたのも同人。
尚、キャラウェイを売りに出していたオーナー、アンガス( [フリッカ・ホームページ] 管理人)はやはり売るのは何とも心苦しいと、これから何年か自宅の庭でメンテや改良を加え、[生まれたばかりの息子] が3歳位になったら家族でまたクルーズに出ることにしたそうだ。
(写真はPSC製434艇中423番 Caraway です。)
⇒ Caraway Home Page
2012年5月3日木曜日
セレニティー プロパン・コンロのサドル完成
[前回] はサドルの仕上げをしていなかったが、ようやくサドルにエピファンを塗った。生地をサンディングした後アルコールで拭いてステイン無しでエピファンを直接塗布。
シーズンが終わりまたメンテの季節に入ったら引き出しの壁もエピファン仕上げにする予定。
さて、ブリキ・カバーも引き出し用に折り直してセットした後、実際に小型プロパン・タンクを付けたコンロを差込口にセットし、スウィング状況を最終確認。(動きはビデオで。)
これでまたいつでも錨泊できる。
(写真、ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ www.yachtworld.com キーワード欄に Flicka と入れてサーチ・ボタンをクリック。
シーズンが終わりまたメンテの季節に入ったら引き出しの壁もエピファン仕上げにする予定。
さて、ブリキ・カバーも引き出し用に折り直してセットした後、実際に小型プロパン・タンクを付けたコンロを差込口にセットし、スウィング状況を最終確認。(動きはビデオで。)
これでまたいつでも錨泊できる。
(写真、ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ www.yachtworld.com キーワード欄に Flicka と入れてサーチ・ボタンをクリック。
2012年5月2日水曜日
セレニティー 4月28日土曜日の風 2 (Video)
キャンドル・ステッィク・ポイント~ハンターズ・ポイント沖でタックして南行。
日本はゴールデン・ウィークの真っ只中で連日セイリングを楽しんでいる人も多いことだろう。アメリカは日本に比べ祭日の数は格段に少ないが、5月最後の週末が夏の始まりとされるメモリアル・デイの3連休となる。錨泊またはマリーナでの船内泊が今から楽しみだ。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・データベース
日本はゴールデン・ウィークの真っ只中で連日セイリングを楽しんでいる人も多いことだろう。アメリカは日本に比べ祭日の数は格段に少ないが、5月最後の週末が夏の始まりとされるメモリアル・デイの3連休となる。錨泊またはマリーナでの船内泊が今から楽しみだ。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・データベース
2012年5月1日火曜日
セレニティー 4月28日土曜日の風 (Videos)
マリーナから北の海域には風がないので東南東海域に向かっている。
15.6ノットの西風。ダブル・リーフのメインとフル・ジブ。
パワーボートをかわし風に向かって約15度ヘッドアップ。対地艇速5.4~5.6ノット。殆どスラック・タイド(潮止まり)、もしくは0.5ノット以下のフラッド・タイド(満ち潮)で順潮(連れ潮)。
ジャイブして北進。釣り船は多いがセイルボートの数が少ない。出航した艇は殆ど機帆走でセントラル・ベイに向かって行った。
しかし春はこのサウス・ベイの方が風が強いので景色ではなく帆走を楽しむにはここで十分。西風11.6ノット(パフは16ノット)、艇速4.4ノット。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)
パワーボートをかわし風に向かって約15度ヘッドアップ。対地艇速5.4~5.6ノット。殆どスラック・タイド(潮止まり)、もしくは0.5ノット以下のフラッド・タイド(満ち潮)で順潮(連れ潮)。
ジャイブして北進。釣り船は多いがセイルボートの数が少ない。出航した艇は殆ど機帆走でセントラル・ベイに向かって行った。
しかし春はこのサウス・ベイの方が風が強いので景色ではなく帆走を楽しむにはここで十分。西風11.6ノット(パフは16ノット)、艇速4.4ノット。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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