今日のフリッカは以前インテリアだけ覘いた1980年製 [ペリカン] 。
フロリダ半島東海岸、[スチュアート] に係留。バハマの一番近い島まで70~80マイルの距離。バハマ諸島をクルーズしたことがあるのかも知れない。
これはメイン・ハッチ(スライディング・ハッチ)を目一杯前に押して開いた状態。1983年にPSCがデッキ・モールドを新型に更新するまでのフリッカには基本的にシー・フッドは付いていない。(下記註参照)
旧型のファイバーグラス製メイン・ハッチはこのようにブリッジのような2本の山がアスワートシップ(左右方向)に横切っているのが特徴。
これはハッチの補強のためというより、前方から来るスプレイなどの水の流れを止めて横に流すためなのかも知れない。
ハッチ・トラックにはスカッパーも無いようだ。
昨日のセレニティーの写真を見ると分かるが、シー・フッドのある後期のタイプはシー・フッドの下、前と後ろ計2箇所にスカッパーがある。シー・フッドを取り外すと下がどうなっているのかますます見たくなって来た。
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註: 昨日のポストで、当初 「1984年中頃まではシー・フッドはオプションだったので付いていない艇も多い」 と書いたのは誤り。その本文も訂正済み。
[フリッカ・データベース] で Search フィールドに例えば1980とか1981とか古い年数を入れて検索結果のフリッカの写真を参照され度。1983年艇では両方の型が混在している。例外は1981年製 Kawabunga! で、これは1990年代初頭、当時フラトンに移ったばかりのPSCファクトリーで、改造したため。この時ハル両舷にティークのラブ・ストレイクも装着、そのすぐ後ハワイ経由南太平洋へのクルーズに出た。
尚、1979年製の Dart は特製のシー・フッドを装着している。
(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1980年製 Pelican です。尚、この Pelican は同名の [PSC#269] とは別艇。)
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