キャビン内は一見典型的な1990年代のPSC製フリッカ。
しかしVバース・キャビネット・ドア両脇の時計と気圧計はオプションか後付け。
ギャリーもさりげなくカスタマイズ。
2口コンロはアルコールではなくプロパン。水は電気ポンプによる圧力式で、水道と同じようにひねるだけで出る。
Navステーション。
見ての通り、クォーター・バースはNavステーションと物置に特化し、スペースを大きくするためクッションは取り払ってある。
エレクトロニクスは満載。レイダーは Raytheon の24マイル(半径12マイル)型。VHFはIcom IC-M56、GPSはFuruno Navigator CA-220、左端はEPIRB。
写真には写っていないが風向・風速計、およびノット・メーター(対水スピード・メーター)はDatamarine Corinthian II。無論デプス・サウンダー(水深計)も付いている。外洋向けに付け足したいものはAISとSSB兼HAM通信機位か。
尚、自動操舵装置は昨日書いたようにスターンにウィンドヴェイン(ウィンドパイロット製パシフィック・ライト)を装着しているが、オート・パイロット(Raymarine ST-4000)も備えている。
STBサイドの個室ヘッド。
ここは普通。(しかしハウス側壁がどういう訳かこの部屋だけティーク張りではない。)
18年前の1GM10。
まだまだ活躍してくれそうだ。
黒い太いホースはD2ヒーターからの暖かい空気を室内に送り込む [キャビン暖房用(上から2枚目参照)] 。
ダルシ二アのバッテリーはハウス用2個、エンジン始動用1個の計3個。航海中はエンジンの発電機とスターンのタワー・ブリッジに付けた100Wのソーラー・パネルで充電している。
アウトフィットの充実したフリッカだ。尚、船籍はまだカリフォルニア。Latitude 38の広告では [US$30,000] に値引きされている。
(写真はいずれもPSC製434艇中412番目 Dulcinea です。)
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