2010年11月6日土曜日

メキシコのダルシ二ア - インテリア

キャビン内は一見典型的な1990年代のPSC製フリッカ。

しかしVバース・キャビネット・ドア両脇の時計と気圧計はオプションか後付け。















ギャリーもさりげなくカスタマイズ。











2口コンロはアルコールではなくプロパン。水は電気ポンプによる圧力式で、水道と同じようにひねるだけで出る。

Navステーション。












見ての通り、クォーター・バースはNavステーションと物置に特化し、スペースを大きくするためクッションは取り払ってある。

エレクトロニクスは満載。レイダーは Raytheon の24マイル(半径12マイル)型。VHFはIcom IC-M56、GPSはFuruno Navigator CA-220、左端はEPIRB。

写真には写っていないが風向・風速計、およびノット・メーター(対水スピード・メーター)はDatamarine Corinthian II。無論デプス・サウンダー(水深計)も付いている。外洋向けに付け足したいものはAISとSSB兼HAM通信機位か。

尚、自動操舵装置は昨日書いたようにスターンにウィンドヴェイン(ウィンドパイロット製パシフィック・ライト)を装着しているが、オート・パイロット(Raymarine ST-4000)も備えている。

STBサイドの個室ヘッド。

ここは普通。(しかしハウス側壁がどういう訳かこの部屋だけティーク張りではない。)












18年前の1GM10。

まだまだ活躍してくれそうだ。








黒い太いホースはD2ヒーターからの暖かい空気を室内に送り込む [キャビン暖房用(上から2枚目参照)]

ダルシ二アのバッテリーはハウス用2個、エンジン始動用1個の計3個。航海中はエンジンの発電機とスターンのタワー・ブリッジに付けた100Wのソーラー・パネルで充電している。

アウトフィットの充実したフリッカだ。尚、船籍はまだカリフォルニア。Latitude 38の広告では [US$30,000] に値引きされている。

(写真はいずれもPSC製434艇中412番目 Dulcinea です。)
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